繰り返す過ち

敗北

コンフェデレーションズカップ・グループステージ第2節、イタリアVS日本@アレナ・ペルナンブーコ。

インテンシティとスキル、アジリティは存分に発揮した。

このチームは十分ヤレる。しかし、“それ”は3年も前から変わらない。進歩がない、いやそれどころか後退しているかもしれない。この敗戦を糧に、良い経験として、次に活かしていかなければならない・・・。

何度繰り返すのだろう?

ラッキーなペナルティで幸先良く先制した日本。カガワくんの巧みで素晴らしいエリア内でのボレーも炸裂し2ー0となった。ブラジル戦の汚名を返上するかに思えたイタリア戦。しかし、それは40分までだった。

ほんの僅かな“スキ”をピルロに素早く付かれ、あっけなくコーナーキックから失点してしまった。繰り返されるセットプレイからの失点。

結果論ではなく、フットボールを知っている人なら誰もが“危ない”と思ったハズだ。のんびり給水している場合ではない。前半終了間際のセットプレイなんだ。何より集中が求められる時間帯、それにも係わらずマークを外してしまい、強烈なヘッドをフリーで叩き込まれ2ー1とされた。

この試合の流れでは、2ー0、3ー0で折り返さなければならない。相手はワールドカップ優勝4度を誇るヨーロッパの列強だ。低レヴェルなアジアのゲームではないのだ。

しかしハーフタイム、立て直す時間はある。どのような指示が出たか興味が尽きない。

前半終了間際の痛過ぎる失点だったが、まだ1点リードしての残り45分。訪れるであろう、後半開始早々からの攻められる時間帯を凌げば“勝ち点3”をモノに出来る。極東の片隅で、そのように考えていたが、脆くもあっけなく崩れ去ってしまった。

落ち着いて、失点しないように入っていったと思うが、何やらフワリとして、吉田くんの拙過ぎる対応から敢えなくオウンゴールを献上してしまい、続けザマにキャプテンの不運なハンドで、後半開始早々一瞬にしてビハインドを背負うこととなった。

シャイでは済まされない。

ナイーブ過ぎて、顔が赤くなる。まだ30分以上時間は残されていたが、このあとの展開は想像できなかった。

攻める、日本。

今日のデキなら・・・と思わないでもなかったが、まさかセットプレイで追い付くとは思わなかった。岡崎くんの会心のヘッド一閃、3ー3でゲームはカオスへ突入した。

俄に活気づく、日本。

さらに攻める。本田くんのドリブルシュートはブッフォンに弾かれ、キャプテンのミドルは枠を外れた。岡崎くんのシュートが右ポストを叩き、跳ね返ったボールをカガワくんがヘッドで合わせるもバーに弾かれる。

イタリアは完全に足が止まってしまい“勝ち点1”でもいい雰囲気だったが、終了間際にマルキージオからジョビンコの、最後のエネルギーを振り絞った渾身の一撃で日本は痛過ぎる決め切れないツケを支払うこととなった。

4失点していてはどこにも勝てない。

カガワくんは十二分に通用していた。本田くんとも連携が取れていた。岡崎くんは右サイドが合っている。遠藤くんも長谷部キャプテンも要所で効いていた(あとはミドルシュートを枠に飛ばすだけだ)。長友くんも内田くんもイタリアのサイド攻撃をほとんど許していない。足りないのは安定感のある2枚のセントラルとスーパーなガーディアン、ボールを収めることが出来るストライカーだ。

“強豪に善戦した”で大騒ぎするのはもう止めにしよう。10年以上前から善戦しているのだ。その先の素晴らしい“勝ち点3”を、取りこぼすことが出来ない“勝ち点3”を、まだ見ぬネクストステージへのチケットを手に入れる為に必要な“何か”は白日の下に晒されている。

フットボールの祭典まであと356日。

ポゼッションで、枠内外のシュート数でどれほど大きく上回っても意味はない。残された時間は多くない。

 

本田くん

今回は右に蹴ったペナルティ。

次は流れからのゴールが観たい。

 

カガワくん

カガワくん2

ワールドクラスの秀逸過ぎるボレー。

今日は終止ボールに絡み、効果的なプレイでチームを牽引していたカガワくん。代表でのプレイでベストだったか?

文句なしマン・オブ・ザ・マッチ。

 

痛過ぎる失点

一瞬のスキ。

繰り返される過ち。

 

オウンゴール

一瞬で台無しになった緩過ぎるプレイのツケ。

 

バロテッリ

不運なハンドでリードを吐き出す。

 

岡崎くん

起死回生の一発。

その後のアタックで得点出来ていれば。タラ・レバは無意味だが。

 

ジョビンコ

往年のイタリアを彷彿させるカウンター一閃。

これが世界のトップ、一発でゲームをモノにした。

 

アッズーリ

やはり凄い。

 

オフサイド

オフサイドで幻のゴールだった吉田くんの押し込み。

プレミアでの経験を活かして、ディフェンスで頑張って欲しい。

 

マン・オブ・ザ・マッチ

意味の無いマン・オブ・ザ・マッチ。

明らかにこの表情が物語っている。

 

ザッケローニ

置物のように動けず、無能力を曝け出したザッケローニ。

プランデッリ(途中出場したジョビンコ等で決勝点を上げた)とは対照的な、全く機能しないミステルに期待するのも止めにしよう。中村くんをアディショナルタイムに投入してどうするつもりなんだ!?

哀しくなるほど、ホント駄目だ。

悔しい。