終焉の地、マラカナン

スペイン

ブスケツ

スペイン

2014・ブラジルワールドカップ・グループB・第2戦、スペインVSチリ@マラカナン・スタジアム。

勝てる感じが全くしなかった。ネットを揺らす雰囲気は皆無だった。悲壮感のみが漂い、焦り、浮き足立ち、失点し、栄華を極めた無敵艦隊の航海はブラジル・マラカナンの地(今大会のファイナルの地でもある)で終焉を迎えた。

ジエゴ・コスタは素晴らしいタレントだと思うが、このバルサをベースとした“ラ・ロハ”には全く合っていなかった。その後釜のフェルナンド・トーレスは更に酷く、何故彼を投入するのか首を傾げざるを得なかった。

この試合では、第1戦で目も当てられなかったラモスとピケのコンビをラモスとハビ・マルティネスに変えて臨んだデル・ボスケ。しかし、20分にバルガスに蹴り込まれ敢えなく失点してしまう。無失点が前提だったが、この時点でグループ・ステージ突破は事実上不可能となってしまったと言わざるを得ない。

まだ1失点だったのに目も当てられず慌てて、焦って、前半終了間際にアレクシス・サンチェスのFKの溢れ球をアランギスに押し込まれ終わってしまった。

EUROを連覇し、ワールドカップの連覇をも目指した王者だったが、2002年のフランス、2010年のイタリアに続いての前回大会のチャンピオンがグループ・ステージでゴー・ホームとなった事実は何かの証左だろうか。

バルサのサイクルが終わり、代表も一新されるだろう。

フットボールの世界に於いて勝ち続けるのは不可能なことだ。ワールドカップでは単純に4年分歳を取ればクオリティを維持するのは至難の技なのだろう。

寂しいが現実に向き合わなければならない。

今大会は“個”の力に依存したカウンターが威力を発揮している。これからのスペインはどのようなチームを目指すのだろうか。若くて才能溢れるタレントの宝庫だ。まずはEURO。これからも注目していきたいと思う。

 

デルボスケ

采配ミスは明白だろう。

プレイヤーのコンディションも万全ではなかったかもしれないが、名前に固執しすぎたかもしれない。

『ここまでの2試合では、どちらも優位に立てなかった。我々は痛みに打ちひしがれている。今日の前半は消極的なプレーに終始し、後半にはアクションこそ見せたがゴールには至らなかった』

『何が足りなかったか?すぐに考えることは望まない。確実な返答をするためには、ある程度の時間を置かなければね。我々は24~25日間をともに過ごしたが、良いコンディションを維持しており、スタメンの選択も悩ましいものだと思っていた。しかし、現実はそうではなかった』とゲーム後に総括したデルボスケ。

お疲れ様でした。

 

イニエスタ&カシージャス

『何が起こったかを説明するのは難しい。人々に謝罪をしたい。このグループは、こんな終わり方に値しない。最初に責任を負うのはこのチームであり、また最も心を痛めているのも僕たちだ。できるだけ良い形で大会を終えることを考えなくてはならない』と語った全くイイところがなかったカシージャス。

代表のゴールマウスはデ・ヘアに。

一方のドン・アンドレスは

『僕たちにとって大きな失望だ。誰も考えていなかった打撃で、重くのしかかっている。僕たちが抱える期待は大きいものだった』

『このチームは最も高い場所に位置し、現在は最も下にいる。野心が欠けていたわけではない。それは僕たちが抱える問題ではない。大きな失望で、実際難しいことだ。本当に残酷な結末だ。少ししか言葉を発することができないよ』と語ったが、細かいミスが多かった。

 

サンチェス&ブスケツ

絶好調のアレクシスとゴールへ流し込むだけだったシーンを外してしまったブスケツ。

バルサの僚友、明暗がくっきりと。

 

スペイン

沈没した無敵艦隊のスタメン備忘録。

新生“ラ・ロハ”に何人残るだろうか。

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