ここまでとは・・・予想外でした

マドリー

2014-2015・リーガ・エスパニョーラ第22節、マドリード・ダービー@ビセンテ・カルデロン。

全く動けず、全く繋げず、全くフィニッシュまで行けなかったエル・ブランコ。若い2人のセントラル(ヴァランとナチョ)は強烈な課題を突き付けられ、(個人的にはどうでもイイけど)猛省が必要となったゲームだった。

 

カシージャス

14分。

右サイドをフアンフランに崩され、そのクロスをフリーのマンジュキッチがエリア中央手前にパスを出し、そのボールをチアゴ・メンデスが低く抑えたシュートを放った。ディフェンス(ヴァランだったかな?)の股を抜けたボールはカシージャスの右手下をコロコロと抜けて先制ゴールを許した。

カシージャスは『ミスではない』と語ったが、鬼神であれば難なく防げた1発だった。

 

サウール

サウール

その4分後の18分。

左サイドをシケイラに突破され、ゴールラインギリギリまで侵入を許し、フワりとしたクロスをサウールにアクロバティックにバイシクル・シュートを沈められ2-0とされた。

沸き上がる要塞カルデロン。

4-4-2を選択した(ベンゼマとロナウドの2トップ)アンチェロッティだったが、チームは全く機能せず(シメオネの準備が勝ったか?)無駄に時間が過ぎていくばかりだった。ベイルも含めほとんどボールを持てず(4-3-3にトランスフォームしてからやっとベイルが突破をしたりしたが・・・)、特にフアンフランがCR7をシャットアウトした。

 

グリーズマン

2点のリードでシメオネ・アトレティは余裕の展開。カウンターの人数も3人とかできっちり守って逃げ切り図るのみ。そんなアトレティコがマドリー陣内へ押し込み、試合を殺した。

67分。エリア手前右サイドからアルダがクロスを上げて、左サイドから上がってきたこの日大活躍(ハムストリングを痛めたコケに代って途中出場した)のサウールがヘッドで折り返したボールをグリーズマンが押し込み3-0に。

ヴァランはまったくもって何をやっているのか・・・という拙い対応だった。

 

マンジュキッチ

締めは終了間際の89分。

右サイドを突破したフェルナンド・トーレスの折り返しを、マンジュキッチにいとも簡単に頭で合わされ4-0となった。

 

シメオネ

半世紀位前に記録した屈辱の4失点。

アンチェロッティは間違え呆然と立ち尽くし、シメオネはカルデロンを煽り痛快に嗤った。

『この結果、この一戦もリーガにおけるただの1試合であると考えている。我々は同じことを言い続けるよ。このチームの哲学は“試合から試合へ”と進むことであり、それ以上先を考えるべきではない。そうすれば、自分たちの仕事への集中を欠くことになる』

お決まりのパルティード・ア・パルティード。

『選手たちこそ、この勝利の重要な要因であるという至極単純な理解がある。ピッチ上のチームは望んでいたように試合を展開した。選手たちによる素晴らしい試合の解釈と、それを実践するキャパシティーによってね』

『今日は、連係、スピード、試合の巧みな運び方などが求められた。選手たちはそれを完璧に理解していたよ。我々は、何にも満足することなく、日々厳しい練習に励む素晴らしいグループに恵まれた。だからこそ、練習の段階で後に実践するパフォーマンスを見せられるんだ』

『私の立場からは、今日のような午後を過ごさせてくれた選手たちに感謝をするだけだ。彼らはとても明確かつ真剣なプレーを見せた』

『すべての監督が数え切れない程のアイデアを有しており、力量差などほんのわずかだ。重要なのは指示を実践するのが誰かということであり、我々には伝えられることを素晴らしい形で解釈する選手たちがいてくれる』

『シケイラは攻守両面において、ここに到着してから最も素晴らしいプレーを見せた。彼はとても忠実な選手であり、今日のようなプレーを見せることを意識して仕事に励んでいる。彼はグリーズマンがそうであったように、時間の経過とともに良くなっている』

『サウールはアトレティコの将来のために重要な選手だ。彼自身にも何度もそう言い聞かせたよ。だからこそ私は残留することを望んだが、彼は同時に落ち着きも保たなければならない』

一方の敗軍の将は、

『すべてにおいてミスを犯した。良いプレーをした選手など一人もいなかった。試合に臨む姿勢を変えなければならない』

『頭を冷やさなければならないね。責任は自分が背負うよ。私がここに到着してから、最も酷い試合となった』

『この試合を解読するのは、とても簡単だ。アトレティコが勝利を収めたのは、すべての面で勝っていたからだ。競争心、プレーのクオリティー、規律とね。我々は良質なパス回しもプレッシングも持ち得なかった。ボール際の争いに勝てず、カウンターを仕掛ける可能性も得られなかったんだ。今日のチームには何もなかった。プレーに臨む姿勢を変える必要があるし、何より二度と今日のようなことが起こってはならない』

『我々の動きは遅く、ボール際や空中戦とすべての争いに敗れている。誰一人として、良いプレーはしていなかった。一方、アトレティコは値する勝利を手にしている。彼らはすべてにおいてレアル・マドリーより優れ、我々はすべてで劣っていた』

と語り捲土重来を期した。

対アトレティコ戦で勝ち点を得ることなく2分4敗のエル・ブランコ。チャンピオンズで対戦することが無ければ屈辱のままシーズンを終えることとなる。

未明のバルサにとっては勝ち点差を詰める絶好のチャンス。刮目して難敵アスレティックに勝つのみだ。

それにしても・・・マドリーは酷すぎた。

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