I AM ZLATAN

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規格外。

破天荒。

つい先日も、その鍛え抜かれた体に50ものタトゥ(飢餓に苦しむ人達の名前で、タトゥ自体は一時的なものだったそうですが)を入れて度肝を抜いてくれた、スウェーデンが生んだ不世出の愛すべき悪童、ズラタン・イブラヒモビッチの自伝を読みました。

やはり気になるのは『賢人』ペップ・グアルディオラとの確執。冒頭からそれが披露され僕を惹き付け、お腹一杯にしてくれましたね(笑)。訳し方も雰囲気が出ていてクールです。

レオ・メッシのことは悪くは書かれてませんが、センターには俺がいるのにグアルディオラに『くだらないことを言いやがった(センターにしてください、と)』と、先生にチクッたクラスメイトみたいな扱いです(笑)。

バルセロナでの最初のシーズンで22ゴール・15アシストだったにも係わらず、駄目だった的な扱いはフェアじゃないですよね。

あとは、やはりジョゼ“スペシャル・ワン”モウリーニョについて。インテルで1年仕事を共にした間柄ですが、やはり良く書かれています。

『(モウリーニョは)俺たちに喝を入れた。予期しない動きで俺たちを刺激した。(モウリーニョは)この男はチームのために全精力、全エネルギーを使っていた。俺も彼のために全ての力を尽くそうと思った。彼にはそう思わせるだけの資質があった。彼のためなら人殺しさえ厭わない。俺はそう思った』

少し芝居がかっていますが、悪童の心を掴んだのでしょうね。

一人称の『俺』がとても似合っていて、(とても長い本書なのですが)フットボール好きは間違いなく楽しく読める1冊です。

ズラタン・イブラヒモビッチは、マリオ・バロテッリほど歪んでなくて、ジョーイ・バートンほどインテリじゃない愛すべき格闘系悪童です。何よりも欲しいビッグイヤーをまだ手に出来ていませんが、引退までに獲得できれば素晴らしいなぁと思います。

『世の中には何千もの道がある。中には曲がりくねった道や、通り抜けにくい道もあるだろう。しかし、そんな道が、最高の道であることもある。”普通”とは違う人間をつぶそうとする行為を俺は憎む。もし俺が”変わった人間”じゃなかったら、今の俺はここにいないだろう。もちろん、俺みたいなやり方はお勧めしないぜ。ズラタンのマネをしろとは言ってない。ただ、「我が道を進め」と俺は言いたい。それがどんな道であってもだ。少し変わった子どもだからといって、署名運動で排除するなんてことはあってはならない』

最後に、先日のタトゥのエピソード動画を貼付けておこうと思います。

 

イブラヒモビッチ

時折見せる笑顔や少し憂いを帯びる哀しげな表情と同様に、本書も余すところない魅力に溢れる1冊でしたね。

オススメです。

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