フットボーラーだって人間だもの

クロップ

クロップ

情熱的でユーモアがあって人情味溢れる指揮官のもと、信頼されて快適で結果が出てくれば自信も取り戻す。

2015-2016・プレミアリーグ第13節、マン・シティVSリヴァプール@エティハド・スタジアム。

『クラシコ』のあとに連続で録画視聴しましたが、ユルゲン・クロップは数多のマネージャーたちに無い何かを持っているのでしょう。『完璧にはほど遠いが、とても、とても良かった』と語ったように、まだまだ改善の余地(特にフィニッシュ)があるレッズでしたが、走る走る走る。

run and run、more run。

それもプレミア仕様に、ドルトムント時代よりメリハリが効いていたと思います。ネイマールとタメのコウチーニョが完全復活し、ララーナがガス欠せずにピッチを駆け回る。ミルナーに至っては、何かに取り憑かれたかのようなアップ&ダウン。正直、世界最高峰の華麗なフットボールではありませんが、観る者に訴えかけるエモーショナルに溢れていました。

そんなクロップ・レッズにフットボールの女神も微笑み、ラッキーなオウンゴールで先制(コウチーニョが必死戻ってディフェンスしボールを奪ってからのゴールだった)したこのゲーム。コウチーニョの秀逸な股抜きの一撃(フィルミーニョが必死に走って繋いだゴールだった)で加点し、オフサイドぎりぎりで3点目をゲット(チャンの秀逸なヒールに抜け出したコウチーニョのアシストからのゴールだった)した前半。終了間際にアグエロの美し過ぎるゴラッソで1点返されましたが、後半も泥臭く粘って(バックパスをスターリングに掻っ攫われアグエロにシュートを撃たれたが懸命に戻ってきて必死でスライディングしたりと)耐え凌ぎ、コーナーキックからの溢れ球を蹴り込みマンチェスターから勝ち点3を持って帰還しました。

(陳腐ですが)素晴らしいの一言。

スタンフォード・ブリッジに続きエティハドからも勝ち点3を持ち帰り、勝ち点を20としたレッズ。4位のガナーズとは勝ち点差6。3分の1が終わっただけのリーグ戦。もちろん、トップ4で終える可能性もあるし、過酷なマッチ・スケジュールだけに脱落していく可能性もありますが、観る者を熱くするゲームに、ニュートラルな僕でさえ期待せずにはいられません。

クロップが志向するヘヴィ・メタル・フットボールは、レッズにこれから何かを齎すでしょう。ロジャースが3年間掛けても成し得なかった、対トップ4のアウェイでの二つ目の勝ち点3を早くも成し遂げた愛すべきユルゲン・クロップ。

格上に滅法強いアンダー・ドッグの逆襲が痛快なユルゲン・クロップのフットボールから目が離せなくなってきました。

 

Manchester-City-vs-Liverpool

団結。

俺たちはテロに屈しない。

 

コウチーニョ

フィルミーノ

シュクルテル

ネットを揺らし始めたレッズ。

あとは引いて守る格下相手にどうするかです。

 

アグエロ

イニエスタのゴラッソに続いてアグエロの美しい一発も観れた日曜の幸せ。

フットボールって素晴らしい!!。

 

クロップ

『資金的には、誰もバイエルン・ミュンヘンに対抗することはできなかった。だがピッチ上ではもちろん対抗することもできた。それこそがフットボールに関して私の最も大好きなことだ。どれだけ出費するかが重要なわけではない。何をしたいかだけが重要なんだ』

『だから当然ながら我々もシティと戦うことができるし、もちろん倒すこともできる。ドルトムントでもシティに勝ったことはあるし、アウェーでは引き分けた。彼らの方が金は持っていたが、それは成功の一部でしかない。残りは努力することだ』

とゲーム前に秀逸なコメントをしていたユルゲン・クロップ。粕谷さんですら絶賛する愛すべきユルゲン・クロップ。

 

クロップ

ドルトムント時代に仕事する可能性があったデ・ブライネとゲーム前に談笑。

 

クロップ

ゲーム後には、必ずピッチに入って敵にはシェイク・ハンド、味方にはハグ。

人間味溢れるところも魅力的だ。

Adios! Rafa‼︎

ベニテス

ネイマール

最高だ。素晴らしい日曜日となった。

ベニテス更迭チャントが木霊したベルナベウ。

2015-2016・リーガ・エスパニョーラ第12節、レアル・マドリードVSバルセロナ@サンティアゴ・ベルナベウ。

昨シーズンのチャンピオンズ・セミファイナル、ミュンヘンとのファースト・レグ以上の内容にテンションは最高潮に達した。スアレスとネイマールの決定力。エレガントに切れまくっていたドン・アンドレス。絶妙なポジショニングと運動量、ドルブル突破からのアシストが最高だったセルジ・ロベルト。一度だけボールを奪われかけたが安定していたブスケツ。何故かペナルティ・エリア手前中央にいてスアレスにワンタッチ・アシストを決めたジョルディ・アルバ。鬼神の如くシュートを弾き返したブラヴォ。マスチェラーノが負傷退場したが、アウヴェス以外はほぼ完璧だった。

開始5分を過ぎたあたりから徐々にエンジンが掛かり、ネイマールがシュートを放つ。マドリーのプレスが弱く連動性も欠いていて、11分の先制点で完全にペースを掴んだ。

 

セルジ・ロベルト

スアレス

スアレス

センターサークルを過ぎてセルジ・ロベルトがドリブルでマークを引き剥がし、ペナルティ・エリア手前で右に開いたスアレスに絶妙なスルーパスを通し、スアレスは得意の右アウトに掛けてゴール左に蹴り込んだ。

違いを見せ付けた決定力。怯えた白い巨人相手に難なくロンドを披露したバルサ。余裕が有り過ぎてかえって心配になったが、マドリーはほとんど効果的な攻撃がなかった。

 

ネイマール

ネイマール

ただ1点ではどうなるか分からない。

そして、39分に次の歓喜が訪れた。キレキレのイニエスタからのパスを絶妙にオフサイドラインを掻い潜り抜け出したネイマールがナバスの左脇を抜いて2-0とした。

マドリーの酷すぎた最終ラインのデキにも助けられたが、決め切るのが世界最高峰のS&N。ポゼッションもアテンプトもショットオンターゲットも圧倒した前半だった。

 

イニエスタ

イニエスタ

流石に、後半開始からはマドリーが攻勢を掛けてきた。アウヴェスがマルセロに突破を許して決定機を作られたが、マルセロのシュートは枠を外れ胸を撫で下ろす。勢い付くマドリー。しかし、次のゴールはバルサらしいパス交換から生まれた。ペナルティ・エリア中央手前でイニエスタからボールを受けたネイマールが秀逸過ぎるヒールで右のスペースに出し、走り込んできたイニエスタが無慈悲すぎるゴラッソをゴール右隅上に叩きこんだ。美しく強烈な一撃でマドリーを文字どおり殺した。

 

スアレス

スアレス

仕上げはまたもスアレス。74分。途中出場のメッシが起点となって、何故かセンターフォワードの位置に居たジョルディ・アルバに楔を入れて、アルバがダイレクトでスペースに叩いたボールから抜け出したゴルドがナバスとの一対一を難なく制しベルナベウを黙らせた。素晴らしい。美しい。この後マニータのチャンスが数度あったがムニルが全て外し、ピケが激怒(笑)。世界一のシックス・ポインターは、コレクティブでソリッド、エレガントでシャープだったバルサが圧倒し幕が下りた。

 

メッシ

おかえりなさい。

やはりレオ・メッシが入ると何かが起こりそうになる。得点のチャンスもあった。

 

セルジ・ロベルト

セルジ・ロベルト

堂々とプレイし結果を残した今日のロベルトくん。

またまた一度エリア内中央でのシュートシーンで大きく吹かしてしまったが、完璧だったと思う。

まぁしかし、落ち着け(笑)。

6億人のうちの最低1億人は満足したであろう今シーズン最初の『エル・クラシコ』。ポジティブな三連休を過ごすことが出来そうだ。