フットボールには全てを忘れさせてくれる夜がある

ロブレン

クロップ

年に何回かだけ、そういうゲームを観ることができる。

凄いゲームだった。

2015-2016・ヨーロッパリーグ・クォーターファイナル・セカンドレグ、リヴァプールVSドルトムント@アンフィールド。

開始10分も経たずに、ドルトムントにショート・カウンターから2発見舞われた。普通ならこれでノックアウトだろう。リヴァプールが勝ち抜けするためには、3発返す必要ができたのだから。ましてや相手は、マドリーを沈めたこともあるヨーロッパでもトップクラスの鋭利なカウンターを持つドルトムント。前掛かりになればその裏をオバメヤンに、ロイスに、ムヒタリャンに突かれることとなる。実際、危ないシーンが前半終了間際に起こった。まったく期待できないキーパー・ミュニョレが、奇跡的に折り返しを指で触れて首の皮一枚サヴァイブした。

肝心の攻めでは、手数は見せたがクリーンヒットすることはなかった。6ラウンドを終えての採点は、ドルトムントが圧倒的にリードしていた。そして7ラウンド目のゴング。後半開始早々の48分に一発返すことに成功する。ドルトムントのお株を奪うようなショート・カウンター。裏に抜け出たオリギがトゥキックでヴァイデンフェラーの股を抜いて、ゲームは活気付いた。

しかし、その9分後にまたまた綺麗な一発を喰らいリング中央でダウン。最終ラインからドリブルで持ち上がったフンメルスのスルーパスに抜け出したロイスに、ダイレクトで美しい一発をゴール右隅に突き刺され1-3とされた。

アグリゲート・スコア2-4。

カウント・セブンくらいで立ち上がっただろうか。勝ち抜けにはまたまたあと3発必要となったが、レッズの目は死んでなかった。ハーフタイムでクロップが語りかけた言葉、『子孫に代々語り継げるような瞬間を作り出そう。ファンのために特別な夜を作り出そう』を信じ、誰一人欠けることなく全員が団結した。

怖れず、怯まず、自分たちを信じ攻める。アンフィールドを埋め尽くした12人目の選手たちの思いに応えるために、懸命にピッチを走った。66分。中盤で自由を得たコウチーニョがエリア手前中央にいたミルナーに預けワンツーからのボールを美しく強烈にゴール右に蹴り込みドルトムントからダウンを奪う。俄然勢い付くレッズ。交代で(カガワくんが引っ込んだのだが)何とかしようとしたドルトムント。しかしこのクリンチも効果はなく、その交代後すぐにCKからサコーがヘッドでネットを揺らし、ゲームはカオスへ突入することとなった。

残りは時間は、10分とアディショナル・タイム。

ラウンド11。ドルトムントは足にきていた。フンメルスは『3-1とした後、これで決まりだと思ってしまったんだ。アグレッシブな守備がなくなった。3-2とされてフットボールができなくなった。怖くなってしまったようだ』とコメントしていたが、完全に飲み込まれたと思う。そんななか、それでも90分まできた。フラフラになりながらも判定で勝ち上がるとこまであとちょっとだった。しかし、ゲームはこのままでは終わらなかった。

最終ラウンドの91分。右サイドで得たFKを直接放り込むことはせずに、ガラ空きの右サイド前に走り込んだスタリッジにボールを出して、スタリッジが秀逸なヒールからディフェンダーの股を抜いてフリーで走り込んできたミルナーに繋ぎ、ミルナーが丁寧に上げたクロスをファーサイドで待ち構えていたロブレンがヘッドを突き刺し、テンカウントを数えることとなった(ラストプレイでギュンンドアンがFKを決めそうにはなったが枠を僅かに捉えることができなかった)。

ユルゲン・クロップは、

『ドルトムントのカウンターは守れない時がある。4分、9分と決められた。それで試合終了ということもフットボールでは少なくない。だが、ここでは(アンフィールド)、このリヴァプールというチームとの試合では、そうじゃない』

『(3点目を決められてから)選手たちは闘志を見せた。素晴らしかったね。最上級の質を持つチームを相手に、こういう試合で挽回するには運も少し必要だ。だが、試合を見た人なら最終的に(勝利は)妥当だったと言うだろう』

『(アンフィールドは)見事な雰囲気だった。我々が一緒に成長していくために、こういう経験は必要なんだ。これで我々は一つの節目となるような試合をした。本当に良いことだ』

とコメントした。

『この試合は、自分たちが相手に譲ってしまったようなものだ。もちろん、巻き返す力も一つのクオリティーだけど、3-1になった後も集中していたら、彼らの挽回はなかったはずだ』と語ったフンメルス。

ゲーム前に2点は獲る。獲りに行かなければならないと語っていたトゥヘルが、

『言葉にするのは難しい。後半は大敗してしまった。後半だけで4失点したんだからね。もちろん、自分たちに求めるレベルに達することができなかったということだ。何としてでも次に進みたかったのだが、今日はそれを実現できなかった』

『長時間にわたって我々にとって良い流れのようだったが、終盤に何も失うものがない相手に敗れることとなった。相手を軽視?、それはない。ただ、3点目を決めてからももっと前を向いて、勇敢にプレーしなければいけなかった。特に自分たちがボールを持っているときにね』と総括した壮絶な殴り合いとなった一戦は、リヴァプールで長く語り継がれるであろう素晴らしい打ち合いとなった一戦だった。

 

ムヒタリャン

オバメヤン

カガワくんも絡んだムヒタリャンの1点目とロイスのスルーパスに抜け出したオバメヤンの2点目。

 

ロイス

ロイスが決めた美しい3点目。

ドルトムントはまだヨーロッパのトップのクオリティを秘めていることを改めて実感したゲームだったが・・・。

 

ドルトムント

ドルトムント

このゲームではグッド・ルーザーとなった。

 

オリギ

クロップの期待に見事なゴールで応えたオリギ。

 

コウチーニョ

反撃の狼煙を上げたコウチーニョの美しい一発。

 

サコー

本職のディフェンスではイマイチだったサコーの同点弾。

 

ロブレン

リヴァプール

最後の奇跡の一発は、アンフィールドを埋め尽くしたサポーターに捧げられた魂のヘッドだった。

 

クロップ

ユルゲン・クロップとレッズが奏でるヘヴィ・メタルの調は、僕にとってはなんとも心地よく響く。次の相手は、スペインのイエロー・サブマリン。このままELを制して、来シーズンはCLにカムバックして欲しいと心から願う。

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進化したシュバルツ・ゲルベン

ドルトムント

そこにカガワくんの(恐らく)居場所は無かった。

寂しい・・・。

2015-2016・ヨーロッパリーグ・ベスト16・ファーストレグ、ドルトムントVSトットナム@ジグナル・イドゥナ・パルク。

久しぶり観たドルトムントのゲーム。プレミアで2位のスパーズを相手にせずオバメヤンのヘッドとロイスのドッペル・バックでネクストラウンドへ王手を掛けました。ゲーゲン・プレッシングからの速攻というよりは、バルサよろしくボールを持ってサイドから攻めていく。ボールを失ったら即囲みに取り戻しにかかる。愛すべきユルゲン・クロップが築いたヘヴィ・メタル・スタイルから上手くモデルチェンジしている感じがしました。変幻自在のフォーメーション。機能するトライアングルとパス&ムーブ。縦パスも良く入っていたし、ドリブルで剥がしてからのコレクティブな連動も見事でした(スパーズが不甲斐なさ過ぎたかな。開始39秒オープニング・シュートを放っただけでした)。

ボール・ポゼッション66%対34%。

アテンプト17対3。

ショット・オン・ターゲット5対2。

ファイナル・スコア3対0。

完勝。

カガワくんは残り10分位からの出場で見せ場なし。今シーズン当初は良かったと思ったんだけど、ウィンター・ブレイク明けから急にポジションを失ってしまいました。前節のミュンヘンとの『クラシコ』も招集外だったし。何とかポジションを取り戻して欲しいけど、どうなんだろうなぁ。トゥヘルの戦術にマッチしないのかなぁ。頑張って欲しい。

それにしても今シーズンのヨーロッパ・リーグの決勝ラウンドは凄いメンツです。スペインからは2連覇中のセビージャやビジャ・レアル、バレンシアにビルバオが出てますし、プレミアからはスパーズに加えマン・ユナイテッドとリヴァプール(このラウンド16でナショナル・ダービーだもん)、ドイツからはドルトムントとレヴァークーゼン、あとバーゼルです。CL並みです。いつもならヨーロッパ・リーグは観ないんですが、完全に寝不足です。

セカンドレグがありますが、ネクスト・ラウンドも楽しみです。

 

オーバメヤン

30分のオバメヤンのヘッド。

左サイドでロイスやカストロ、シュメルツァーが粘ってのクロスからのヘッドでした。先制してラクにはなりましたね。

 

ロイス

61分の2点目。ショート・コーナーからスポティッチがヘッドで繋いでのロイスの豪快な一発。

 

ロイス

締めは70分。自陣からヴァイグルが中央のオバメヤンの縦に楔を入れて、オバメヤンがドリブルでディフェンダーを剥がし左のカストロへ叩いてカストロがダイレクトで右のロイスへ浮きパスを通して最後もロイスがダイレクトでドッペル・バック、コンプリート。美しい繋ぎと崩しでした。

カストロがカガワくんでもイイと思うんだけど(同じこと出来るハズなんだけどなぁ)、何かが違うのだろう。悲しい。

 

ドゥルム

ドゥルムも良かったんだよなぁ。クロップ時代はサイドバックでしたが、サイドハーフに変わってどんどんエリア内に攻め込んでました。

『パフォーマンス、スコア、そして守備の姿勢に非常に満足だ。我々は活き活きとしたプレーをし、競り合いで強い決心を見せたと思う。序盤はトッテナムが強くハイテンポだった。だが、我々は徐々にパスワークを安定させられた。それからチャンスもつくり出した。後半は試合を完全に支配し、トッテナムを押し込むことができたよ。彼らを我々のゴールに近づかせなかった』

と語ったトーマス・トゥヘル。

なかなかの戦術家なのかな。カガワくんにもチャンスをお願いしたいものです。

チェックメイト

ドルトムント

フットボールの女神はクロップに味方した。

2014-2015・DFBポカール・セミファイナル、バイエルン・ミュンヘンVSドルトムント@アリアンツ・アレーナ。

ドルトムントに残された最後のタイトル。

クロップが退任を発表して臨む最後(かどうかは分からないが)のナショナル・ダービー。しかし、前半のドルトムントは良くなかった(いつも通りか)。

『前半はバイエルンの方が完全に上回っていた。もっと勇敢にプレーできることを望んでいたよ。でも、我々にとって良い場面から、あの失点が生まれてしまった。カウンターで4対3という状況を作ったが、(カガワくんの)パスが届かなかったんだ。前に行っていたから、仕方ないが』とクロップがゲーム後に語ったが、カガワくんのパスが通らず(判断が遅かったと思う)カットされてからの、縦パス1本のカウンター。オープン過ぎた左サイドを駆け上がったレヴァンドフスキに、最後は粘られもったいない失点を喫した。

『ハーフタイムで選手たちに、ここで負けるにしても堂々と戦うようにと話したんだ。全員がすべてを出し切り、クレイジーなゴールを決めてくれた』

75分。カガワくんと交代したムヒタリャンが左サイドから入れた、グラウンダーのクロスに何とか追い付いたオーバメヤンが捩じ込み1-1となったが、その前に終わっていてもおかしく無かったシュメルツァーのハンド。このゲームでの一つ目のラッキーがドルトムントを救ったシーン。あれは完全にペナルティだった。あの時2-0になっていたら間違いなく終わっていた。

ドルトムントが追い付いてからは、オープンな殴り合いとなった。ミュンヘンが6でドルトムントが4のスリリングな殴り合い。両者に少なくないチャンスとピンチが訪れ、しかし両者は結局はネットを揺らせず(ノイアーとランゲラクが当たっていた)フットボール・ロシアン・ルーレットで生き残りを賭けることとなった。

結果だけ記せばミュンヘンは全てを失敗し、ドルトムントが2-0で勝利することなる。そしてここで、このゲームの二、三度目のラッキーがドルトムントに訪れた。ミュンヘンの一番手のラームと二番手のアロンソがキックと同時に滑ってしまう有り得ない僥倖。チャンピオンズでのジョン・テリー以来の久しぶりに観た痛恨のスリップ。三人目のゲッツェの置きに行ったキックをランゲラクが止めて、ドルトムントの勝利が確定したと思いきや、ノイアーがドルトムントの三人目のフンメルスのキックを止めて、ここからもしかしたら?っと慌てさせられ、最後はそのノイアーが(まさかのここで登場)クロスバーに当ててドルトムントがファイナルのチケットを手にすることとなった。

生き残ったドルトムント。

クレイジーな展開だった。PK戦では、(相手が)2人も足を滑らしたけど、ピッチに問題があったのかどうか正直訳が分からない。いずれにしても、こういう結果となった。我々が決勝に進出したことは、それはそれでOKだろう』

クロップの言うとおりクレイジーだったが、とにかくファイナルに進んだドルトムント。クロップのラストダンスをファイナルで観れる幸せを、フットボールの女神に心から感謝したいと思う。

 

レヴァンドフスキ

29分、古巣に一撃を見舞ったレヴァンドフスキ。

 

シュメルツァー

それ以上でもそれ以下でもないハンドを見逃してもらったドルトムント。

 

オーバメヤン

ノイアーが懸命に弾き出したが、今シーズンはちゃんとゴールと認められた(昨シーズンのポカール・ファイナル)。

そして有り得ない出来事2連発。

 

ラーム

アロンソ

名手2人の有り得ないまさかの連続スリップ。

ホーム、アリアンツで何故???。

 

ノイアー

最後はノイアーが自ら幕を下した。

 

グアルディオラ

『良いプレーをした。このチームをとても誇りに思っているよ。批判の余地はない。ドルトムントにはおめでとうと言いたい。そして、決勝に向けて彼らの幸運を祈るよ』

『2点目を決めきれなかったのが大きかった。彼らはムヒタリャンを送り込んでから、システムを変えてきた。我々はそこから問題を抱えたんだ』

シュメルツァーのハンドについてのコメントがないのが、あざとくもペップらいしといえばらしい(それとも質問が出なかったのか)。

 

ドルトムント

ファイナルで負けたら、僕は間違いなく涙するだろう。

それだけは絶対に避けてもらいたい。カガワくんの出番はないかもしれないが、それは問題ない。

ファイナルは5月31日。

とにかく、絶対に勝ってくれ!!!。

完璧な午後

オーバ&マルコ

素早い出足、これぞゲーゲンプレス。浴びせたシュート31本、受けたシュート3本、“ルール・ダービー”はシュバルツ・ゲルベンが圧倒。バッドマン&ロビンでセレブレーションでした。

2014-2015・ブンデスリーガ第23節、ドルトムントVSシャルケ@ジグナル・イドゥナ・パルク。

なかなか決まらなかったけれど、この試合28本目の、78分のオバメヤンのシュートがキーパーに当たりながらもゴールに転がって、ジグナル・イドゥナ・パルクに歓喜が訪れました。

ふう。

もっと早く決めてくれよなぁ。

そこから、1分後にはショートカウンターからギュンドアンのクロスにムヒタリャンが詰めてネットを揺らし、締めはロイスがキーパーからボールを攫って3-0。

シャルケのロー・パフォーマンスも勝利の要因だが、危ないシーンは皆無(ヴァイデンフェラーはこの日一度もボールをセーブしなかったそうです)でシーズン初の4連勝。ロイスは公式戦5戦連発でオバメヤンはリーガ4戦連発。カガワくんのゴールがないのが相変わらずですが、ムヒタリャンが今シーズン初ゴールを上げて今日はパーティでイイんじゃないでしょうかね。

奇跡のトップ4まで勝ち点差8(4位レヴァークーゼンが勝ち点36、10位ドルトムントが勝ち点26/2015・03・01時点)。このまま連勝記録を延ばして欲しい。そして、ホームでユーベに逆転して欲しい。

シュバルツ・ゲルベンから目が離せません。

 

オーバメヤン

前半のカガワくんからのスルーパスを決めてくれよぉ〜。

 

ムヒタリャン

ウッチーのデキが酷かったですが・・・(泣)。

『チームの全員が(ムヒタリャン)彼に飛び乗るつもりかと思ったよ。今日は本当によくやってくれた』

『ドルトムントに加入して以来、守備面では最高のパフォーマンスだったと思う。彼が全体のリズムをコントロールし、ボールを落ち着かせてくれた。チームのだれもが彼のゴールを待ち望んでいたんだ。まるでダムが決壊したようだったね』

と称したクロップ。

 

ドルトムント

裸パーティ(笑)。

でもムヒタリャンが居ない。そしてカガワくん、真ん中(笑)。

 

クロップ

『単純に、我々には完璧な午後だった。チームは適切ないいパフォーマンスを見せてくれた。試合開始から最後の瞬間まで、ボールで雄弁に表現した。良いスペースを見つけ、高い位置で相手にプレスを掛けた。前半だけで数多くの決定機を作った。残念ながらそのチャンスを生かせなかったが、イライラしなかったことが重要だった。ついに後半32分に我々にふさわしいゴールで報われた』

『4連勝をしたけれど、まだ降格圏まで勝ち点5差しか離れていない。このことが自分たちがどんな泥沼に足を踏み入れてしまったかを証明している。もう一度転倒することは許されない』

そして、当然と言えば当然ですが、バッドマン・セレブレーションには苦言を呈したクロップでした。

『自分も何も知らなかったので驚いたが、オーバがゴールを決めるという自信をもって(試合に)入るのは良いことだね』

『でも、あれはイエローカードになる。だから当然、私は好まない。もうマスクはひととおり使っただろう。彼にやるなと言うのは気が重いけど、あれはいけない』

 

カガワくんとウッチー

『うまく3バックの裏を狙ったり、セカンドボールへの速さだったり、今日は本当に集中して、連動して相手より一歩速く動けていた。ああいう戦いができればいいんじゃないかなと思う』

『前半に1、2点決めたかったけど、良いサッカーをしていた。後半はすごく難しい戦いになるんじゃないかなと思っていたけど、チームとしてやることを徹底して、ああいうゴールにつながったと思うので、本当によかったと思う』

『高い位置からのプレッシャーだったり、取ったあとの攻撃の質だったり、みんなが連動して戦えているなと感じた。欲を言えば前半で1、2点取れれば、もっと試合を楽に進められたのかなと思うけど、その中でも後半しっかりと取れてよかったと思う』

と語ったカガワくん。もういい加減飽きてきたが、あとはゴールのみですよ。

『もう前半からシンジには大分やられていましたし、シュート数も大分あったし、ラッキーの部分もあったから、点取られるのは時間の問題かなっていうのは感じてましたけどね』

『オレらも、点取れそうで取れなくて負けているっていう試合はあったからね。そこを狙っていたんだけどね。そこをしっかり点を取って勝つっていうのはね、ドルトムント、いいですね』

と語ったウッチー。

チャンピオンズの疲労もあるかな。頑張って欲しいものですね。

 

ドルトムント・サポ

大満足のドルトムント・サポ。

これからも信じて応援し続けるのみだ。

パーティーにはまだ早い

ロイス&カガワくん

1Gのロイスと2Aのカガワくんの微笑ましいショット。

2014-2015・ブンデスリーガ第22節、シュツットガルトVSドルトムント@メルセデス・ベンツ・アレーナ。

 

オーバメヤン&カガワくん

最近の好調を具現化し、前半早々からチャンスを作ったシュバルツゲルベン。25分、ロイスがドリブルでエリア手前に進んで、カガワ君がボールを受けて(拾った?)、ダイレクトで叩いたボールをオーバメヤンがダイレクトで沈め先制に成功。

ポイントは縦への楔。ボールを持てるロイスとそれに合わせて上がってくるカガワくんとトップのオーバメヤン。この布陣が一つの答えかもしれない。

32分にペナルティで追い付かれたが、39分にはカガワくんの秀逸過ぎるヒールパスを受けたギュンドアンがエリア内右を突破しネットを揺らし勝ち越しに成功。

愛すべきクロップの観ていて微笑ましい今日二度目のガッツポーズが僕をハッピーにしてくれた。

 

ロイス

後半は、カガワくんが反省の弁を述べたとおり決め切るチャンスをフイにしていたが、89分にロイスが相手セントラルのミスパスを搔っ攫い、キーパーを難なく躱してスリー・ワイズド・モンキー、コンプリート。

90分にコーナーキックから失点し、まだまだ不安定(チャンピオンズでホームなら痛過ぎるアウェイ・ゴールを献上となる)だが、何より今季初の3連勝でミッドウィークでトリノに乗り込むこととなった。

うん、嬉し過ぎる。

 

クロップ

『大きなチャンスがあったし、素晴らしいプレーからゴールを決めた。だが、2-1としてから勝負を決めることを忘れてしまったね。3点目は相手からのプレゼントのようなものだったが、幸いなことにそれをちゃんと決めた。多くの場面でうまくやれたし、勝利にふさわしかったよ。それ以上は期待しなかった。この道から外れてはいけない』

『(ペナルティとコーナーキックからの)2失点というのは、賢いとは言えない。まだ多くの仕事が残っている。違う順位にできていない理由はあるものだ。でも、全体的には良い方向に向かっている。それ以上は求めていない。結果を出すためには、プレーじゃなく仕事が必要だ。それをしっかりやった。ただ、より決意を持てばもっと早い段階で試合を決めることができただろう』

チャンピオンズについて

『まったく違う大会だ。私のチームは、2-1とかリードしていないと、焦ってしまうんだ。ブンデスリーガでは、その状況が変わるまでもう少し時間がかかると思う。それまで、プレッシャーは大きいだろう』

『チャンピオンズリーグは別だ。ユーヴェは何十回も優勝を経験しているクラブだ。我々は有利と見られていないが、できるだけのことはやりたい。良い結果を目指している。誰をピッチに送り出すかは様子を見よう』

と語ったユルゲン・クロップ。

昇り調子は何よりだが、パーティーはまだ早い。何も勝ち取ってはいないのだから。でもクロップのガッツポーズは最高に良かった。そして、何としてでもトリノでアウェイ・ゴールを持ち帰り、セカンドレグを有利にしてもらいたい。

来シーズンのチャンピオンズはかなり厳しい現状に、でも可能性(4位になるかビッグイヤーを手にする)はゼロではない。

シーズンの終わりまで見届けようと改めて心に誓った。

 

カガワくん

チャンピオンズに備え69分でピッチを後にしたカガワくん

『僕からのボールがゴールとなったのはうれしい。でも、自分のプレーには100%満足はしていない』

『後半はミスも多かったし、すごく難しいゲームだったけど、勝ち切れたことがすごく良かった』

『シュトゥットガルトでは難しい状況で勝てることを示した。でも、僕たちはまだかなり、良くなるためのポテンシャルを残している』

あとはゴールのみだ。このゲームでもチャンスは有った。ロイスもパスを出してくれるようになってきたし、早くゴールが観たい。ソレがユベントス・スタジアムなら、僕は失禁してしまうかもしれないが・・・。

水曜が待ち遠しいテンションは久しぶりだなぁ。

マルコ・ロイスというクラックと尽きない頭痛の種

ロイス

ロイス

凄いです、ロイス。

2014-2015・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループD第3節、ガラタサライVSドルトムント@トルコ・テレコム・アレーナ。

前節のリーガ(観れなかった)もまさかの敗戦で泥沼のシュバルツゲルベンでしたが、チャンピオンズでは何故か強さを発揮します。

このゲームでも、前半早々の6分にカウンターからムヒタリャンのスルーパスを受けたロイスが左サイドを切り裂き、右サイドを駆け上がってきたオーバメヤンに秀逸過ぎるグラウンダーのクロスをダイレクトで送り込み、オーバメヤンは流し込むだけであっさり先制しました。

パーフェクト!。

 

オーバメヤン

そこで『出してくれっ』っていうタイミングで見事にパスを通してくれました。

リーガではグダグダの最終ラインとヴァイデンフェラーですが、(このゲームでもそれほど良いとは思いませんでしたが)追加点が楽にしてくれました。

18分。

今度は右サイド深部からピシュチェクがクロスを放り込み、ガラタサライの拙いディフェンスにも助けられて今度もオーバメンヤンがゴールに蹴り込み、ホッと一息。

しかし、2点では心許ないのですが、件のロイスが締めてくれました。

アタッキングサード手前でカガワくんが右サイドに居たロイスにボールをはたいたところ、そのロイスが少しタメて豪快にゴール右上に突き刺しネットを揺らしました。独特の軌道を描くロイスのビューティフルな1発。

前半だけで3-0は大きかったです。

しかし、高いラインの裏に何度かボールを送り込まれヒヤっとするシーンもあり、ガラタサライのローパフォーマンスに助けられた面もあります。

まだまだ完全復活にはほど遠いかな。

後半もガラタサライがほとんど何もせず、時間を進めて83分に途中出場(カガワくんと代った)のアドリアン・ラモスがギュンドアンのスルーパスを沈めてゲームを締めました。

4-0の完勝。

ロイスが躍動し、このチームでキングであることを見せ付けた一戦となりました。

 

クロップ

クロップ

『今日は何度か一緒にやってきたメンバーを起用したかった。もちろん、シンジはまだ全員とプレーしていないかもしれないが、彼は我々の目指すフットボールを知っている。ケヴィン(グロスクロイツ)を休ませるため、パパ(パパスタソプロス)は後方の左でプレーさせた』

『我々が望んでいたとおりのプレーができた。相手にボールを持たせて、素早く攻撃のスイッチを入れることだ。もちろん、早い時間でゴールを奪えたのは都合が良かった』

『ガラタサライの中盤がダイヤモンドを使っているのは知っていた。これはそれほど守備的な形ではない。FWの2人はそれほどスペースを潰しに来ないし、(トップ下の)スナイデルも守備で競ってくることはほとんどない。そうすると、相手は中央に寄ってしまう』

『ただ、今日の一戦の勝因はみんなが高い集中力を持って守備をしたことだ。シンジはものすごく多くの守備面での走りをしている。マルコやミッキー(ムヒタリャン)もそうだ。疲れ切っているのは確かだが、今日はそれが不可欠だった。勝ち点を持ち帰るだけでなく、自信をつけたかったからね』

と語ったユルゲン・クロップ。

しかし、最終ラインはまだまだ不安定。加えてリーガはドルトムントを良く知っているチームが相手。週末のハノーファーが一つ試金石でしょうかね。

そしてカガワくん、足が攣っただけならよいのですが・・・。

 

カガワくん

『予定になかった交代も2回ほど強いられた。マッツとシンジは、どちらも太ももを痛めた。そうなると、勝利を素直に喜べなくなってしまう。みんなブンデスリーガに向けて必要だからね』

クロップの頭痛の種はなかなか無くなりません(泣)。

 

ドルトムント

とにかくチーム全体で集中すること。

この一戦を浮上のきっかけにして欲しいものですね。

ゲーゲンプレス発動、永久保存版

ドルトムント

インモービレ

2014-2015・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループD第1節、ドルトムントVSアーセナル@ジグナル・イドゥナ・パルク。

奏でるヘヴィメタルの調べ。

キックオフ直後からガナーズを圧倒したシュバルツ・ゲルベン。

カガワくんは先発(結局このゲームはお休み)しませんでしたが、お得意のゲーゲンプレスが完璧に炸裂し、いつネットを揺らすか!?という前半でしたね。

待望の先制点は、ウェルベックがアーセナル最初のシュートを放った前半終了間際の2〜3分後に生まれました。

45分、自陣からのクリア(だったと思いますが)をセンターサークル手前でインモービレが拾ってそのまま中央をドリブルし、やや右に流れてコシェルニーとギブスを背負いながら抜け出し、絶妙なタイミングでクールにゴール左隅に流し込みました。

秀逸な、切り返すようなフェイクとダブルタッチ(結果的にそうなった感満載でしたが)でネットを揺らした元セリアA得点王。

ようやく結果を残しました。

完全に、圧倒的に攻めまくった前半。ウェルベックの1発で沈んでいてもおかしくなかった前半。

アテンプト15-1。

ショット・オン・ターゲット4-0。

ゴール出来て良かったです。そして、後半開始早々に追加点を奪いゲームを楽にしました。

 

オーバメヤン

アーセナルが前掛かりになった後半のキックオフ直後の48分。

またもや自陣からのクリアをセンターサークル中央でオーバメヤンが受けて、右に居たグロスクロイツに叩き、そのグロスクロイツが少しタメて中央を走っていたオーバメヤンに浮きパスを通し、裏を取ったオーバメヤンが飛び出してきたシュシェスニーに躱して躓きながらも粘ってゴールに流し込みました。

2発目とも圧倒的な速さでネットを揺らした、お得意のカウンターアタック。本当に素晴らしいです。

試合はそのまま2-0でゲームを締めたドルトムント。ほぼ完璧なスタートを切りました。

リーガでは失点が多くディフェンスが心配でしたが、シュメルツアーが復帰してきて、クリーンシートで終えたのは大きいです。あとはフンメルスの帰還を待つのみ。

 

ムヒタリャン

少し心配なのはムヒタリャン。

この試合でもかなりのチャンスが有りましたが、吹かすことが多く枠を捉えられずネットを揺らせません。

1本決めてればパーフェクトだったんですがね。昨シーズンのマドリー戦(コチラ)のようにならないことを今後は期待したいと思います。

 

クロップ

カガワくんはお休みでもほぼ完璧な結果を残したクロップ・ドルトムント。そしていつものように素敵なコメントを残してくれました。

『今日は“プレッシング・マシーン”としてプレーしたかった。それを完璧に近い形で表現できたと思う。プレスや“ゲーゲンプレッシング”をかけたいくつかの場面を、私は長く覚えているだろう。私が好むフットボールができた』

『スペースを見つけ、それを利用した。我々は相手にとって嫌な相手となり、決心を持ちながらプレーしたんだ。すべてを出し切る姿勢で挑んだよ。それらすべてに満足している。今日のゲームは、私にとって永久保存版としてとって置きたい試合だ』

ドルトムント移籍後初ゴールを上げたインモビーレについて

『先週代表でゴールを決めてから、チーロは気持ちを入れ替えたようだね。誰かにリラックスするように言われたのかもしれない。通常、ドルトムントの新しいストライカーは馴染むまでに時間がかかるとね。彼は明確に前進したと思うよ』

『彼は週末の試合で数分間しかプレーしていないから、疲れもなかった。そして、先制点をどうしても決めようと思っていたようだね』

と賞讃し以下のようにゲームを総括してくれました。

『アーセナルがプレーを組み立てようとするときに、チーロとオーバが見せたプレーが、この試合を決定づけたね。コシールニーやメルテザッカーらに、後ろからパスを出させていない。ウィルシャーやアルテタも封じたため、彼らのプランどおりにプレーさせなかった』

カガワくんについては、

『フライブルク戦のあと、我々がシンジを欠くことはできないと思っていた人もいたかもしれない。彼の良いプレーには、もちろん喜んでいる。でも、彼が出場できなくても、我々が良い試合を見せられることにも喜んでいるんだ』

 

ドルトムント

とにかく素晴らしいゲームで初戦をモノにしたシュバルツゲルベン。

『今日は良い形でCLに入ることができた。アーセナルは簡単に勝てる相手ではない。だが我々は、その彼らを相手に全力で戦い、妥当な勝利を手にしたよ』