センセーショナルに開幕

ネイマール

途方もなく悪い意味で。

2014・ブラジルワールドカップ・開幕戦(グループA・第1戦)、ブラジルVSクロアチア@アレーナ・コリンチャス・スタジアム。

色々記しておいきたいことがあった開幕戦。

ただこれだけは言いたい。

この記念すべき開幕戦のレフェリングを任された主審が日本人であることに僕は少なからず喜びを感じていたが、目を覆いたくなるような一つのジャッジに、幾ばくの寂しさを覚えることとなった。

69分。

エリア内で接触(確かにクロアチアのロブレンの手がフレッジに掛かっていたが)があり、喜劇役者のように大袈裟にフレッジが倒れ、西村氏は迷わずペネルティスポットを指差した。

僕は、思わず首を振ってしまった。途方もない失望感とともに。色々な議論はあるだろう。厳密に言えばペナルティなのかもしれない。しかし、あのシーンではプレミアでもリーガでもチャンピオンズリーグでも倒れたフレッジにイエローカードが提示されたはずだ。アウェイチームであれば恐ろしいブーイングがスタジアムに木霊したはずだ。

日本人はフットボールを知らない。南米や英国、イタリアなら街を歩くことが出来なくなる程のジャッジだったと思う。

結局、ホストカントリーであるブラジルがその後にカウンターからオスカルが止めを刺して3-1で開幕戦をものにした。

このゲームでのレフェリングが今大会の一つの基準になるのなら、マリーシアが散見されることとなる、あるいはピッチを大袈裟に見苦しく転げ回るシーンに数多く出会うこととなるだろう。

残念だ。

ある元レフェリーは、『フレッジはインザーギのように倒れた。彼はボディコンタクトを待っていたね。こういった間違いは、このような試合に慣れているレフェリーなら起こらない。コンスタントにチャンピオンズリーグのようなゲームをさばくと、もっとうまくこういった状況を見極めることができる』と語り、また別のレフェリーは、

『残念で仕方がない。フットボールを愛する一人の人間として心が痛む。ブラジルが勝利に値しなかったとは言わないが。この開幕戦という大事な試合で、あのPKはダメだ』と語った。

一方で『PKに関しては、彼にはあれを取る権利があった。ルールは明確であり、規則通りに与えられたPKだ。エリア内で相手のボールキープを妨害すれば、接触が激しかろうと軽かろうとPKを取ることができる。あとは審判の裁量次第だ』とも語ったみたいだが、やはりあのシーンでペナルティを取っては駄目だろう。

クロアチアのコバチ監督はゲーム後怒りを露にした。

もっともなことだ。

クロアチアの人達は、日本人にゲームを盗まれたとこれから数年は言うだろう。

一つのジャッジを巡る残酷な現実は、今大会をどう導くだろうか。世界が注目する一代イベントが始まった。

 

マルセロ

マルセロのオウンゴールで先制点を許したセレソン。

 

ネイマール

同点弾を放ったネイマール。

このゲームでのブラジルは、弱点を露呈していた。引いて守る相手に決め手を欠いて攻め倦ね、ネイマールやオスカル等の個人技に頼るのみだった。

今後、調子を上げていくだろうか。

 

セレソン

ネイマール

ペナルティもなんとか沈め2ゴールを上げ幸先の良いスタートとなったネイマール。

至宝が真の至宝に昇華する可能性を秘めるスタートとなった。

 

西村さん

それにしても・・・。

アレはペナルティじゃないよ。

気を取り直して、朝のスペイン対オランダに備えるとします。

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