エティハドに訪れた歓喜

デ・ブライネ

デ・ブライネ

デ・ブライネ

齎らしたのはこの男、ケビン・デ・ブライネ。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・クォーターファイナル・セカンドレグ、マンチェスター・シティVSパリ・サンジェルマン@エティハド。

美しい一撃だった。

76分。守備に戻ってきたカヴァーニを軽くワントラップで躱し振り抜いた右足一閃。カーブがかかった美しい軌道の一発がゴール右隅に突き刺さり、エティハドが揺れた。

前半に、アグエロが自ら得たPKをあろうことか枠内に蹴ることが出来ずどうなるかと思われたが、低調なパリにも助けられアウェイ・ゴールを許さず1-0(アグリゲート・スコア3-2)でネクスト・ラウンドへのチケットを手に入れることに成功した。

本当に美しいゴールだった。

ファーストレグでも豪快な一発でネットを揺らしていたデ・ブライネ。怪我から復帰してきたばかりだが、マン・シティを初のファイナル4に導くゴール2つは長く語られることとなるだろう。

お見事だった。

 

ブラン

オイル・マネー対決を制したマン・シティ。パリは、4シーズン連続でこのステージでの敗退。指揮官ローラン・ブランは何を思うだろう?。70%を越えてボールを持ってはいたが、失点を恐れ過ぎてはいなかったか?。ダビド・ルイスのサスペンションで取った苦肉の3バックは機能しなかった。一つのサイクルが終わりを告げるのだろう。

 

イブラヒモビッチ

またしてもヨーロッパを制することが叶わなかったズラタン王。

来シーズンは果してどこのチームに(マン・ユナイテッド?)いるだろうか?。

 

マン・シティ

おめでとう。

ライブ視聴して良かった。

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ミスの代償

マン・シティ

イブラヒモビッチ

セカンドレグはどのような結末となるだろう?。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・クォーターファイナル・ファーストレグ、パリ・サンジェルマンVSマンチェスター・シティ@パルク・デ・プランス。

12分に早くもPK。ズラタンのキックをジョー・ハートがファイン・セーブでゲームは分からなくなった。圧倒的にボールを支配するパリ。カウンターからゴールを窺うマン・シティ。ヘスス・ナバスのクロスに頭で合わせたシルバのヘッドが枠を外れ、24分にはスルーパスに抜け出したズラタンがハートとの一対一のシーンで大きくフカしてしまう。ビッグネームも緊張するのだろうか。高いテンションのまま続く鍔迫り合い。そんななか、最初にネットを揺らしたのはアウェイのマン・シティだった。

 

デ・ブライネ

38分。

センターサークル付近でフェルナンジーニョがボールを奪取しそのままど真ん中をドリブルで突進。エリア手前で右サイドのデ・ブライネにボールを預け、エリア内でワン・トラップから豪快に右足を振り抜きネットを揺らした。マテュイディのパスミス、ダビド・ルイスのポジショニングミス。マン・シティは貴重なアウェイ・ゴールを得たが、この3分後にフェルナンドの度し難いミスからゴールが生まれてしまった。

 

イブラヒモビッチ

41分。

色々なリプレイ映像を映している間にフェルナンドの軽いトラップミスをズラタンが引っ掛けそのままゴールにボールが転がって行って1-1となった。

両軍ともミスが失点に絡む。前半終了間際にパリにビッグチャンスが訪れたがまたマテュイディがクロスを上げ損ないスコアはそのまま後半へとなった。パリが押していた前半。パリの方が強いがフットボールは分からない。後半はどうなるだろう?。

 

ラビオ

59分。

左CKからカヴァーニがヘッド。そのボールはハートがセーブしたが、その溢れ球にラビオが詰めてパリがスコアを動かした。ズラタンはオフサイド・ポジションに居てプレイに関与したとも言えなくはないが、後ろから飛び込んできたラビオが押し込みパリがリードした。

攻めるパリ。ズラタンのヘッドがポスト角に当たったり、カバーニの叩きつけたシュートが枠を越えて行ったりと押し込んでいたが、次のゴールはマン・シティに訪れた。

 

フェルナンジーニョ

72分。

何気ないサニャの右からのクロスをオリエが足に当ててしまいチアゴ・シウヴァに当たって溢れたボールフェルナンジーニョがチアゴ・シウヴァに当てながらゴールに蹴り込み2-2となった。解説していた福田くんはこれもミスだと言っていたが、パリにとってはしょうもなくも痛過ぎる失点で、マン・シティは貴重なアウェイ・ゴール2発を得ることとなった。

両軍ともこのままネットを揺らせず、2-2でゲームを終えた。

 

ブラン

『我々は簡単にボールを失いすぎた。ただ、セカンドレグでも同じようなパフォーマンスができれば同じようにチャンスを作れるだろう。そうなったらゴールを決められると思う』

と語ったチュパチャプス・ブラン。

確かにパリの方が良いフットボールを披露していた。力は明らかに上だ。ただ、力が上だからと言ってネクスト・ラウンドへ進めるとは限らない。合計4発が生まれたこのゲーム。朝からライブ視聴したかいがあった面白い一戦だった。マン・シティは貴重なアウェイ・ゴール2発を活かせるだろうか(守備が心許ない)。パリはマンチェスターでネットを揺らせるだろうか(揺らせると思うが)。

セカンドレグはすぐにやってくる。

決着

コスタ

コスタ2

『最初から最後まで試合をコントロールしたと思う』(ローラン・ブラン)は言い過ぎだと思うが・・・。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・ベスト16・セカンドレグ、チェルシーVSパリ・サンジェルマン@スタンフォード・ブリッジ。

ファーストレグで貴重なアウェイ・ゴールを手にしていたチェルシーだったが、パリとの力の差は歴然としていた。(アウェイ・ゴールを許さず)1-0で勝利するのが現実的なプランだったブルーズ。しかし、左ラテラルに起用されたケネディの守備力は致命的だったし、2枚のセントラル(ケイヒルとイヴァノビッチ)も老朽化、アスピリクエタは左ラテラルが本職だ。脆い最終ライン。早過ぎた16分の失点は、(解説していた粕谷さんも懸念してた)その左サイドをズラタン王にイージーに攻められてのものだった。何故あれほどスペースを与えてしまったのか。何故あれほどフリーだったのか。

早過ぎるゲーム・プランの崩壊。それでも前へのインテンシティ、カウンターへの意欲は見てとれた。そしてそれは結実する。失点から11分が過ぎた27分。ペドロがセンターサークル付近でボールを引っ掛け、その隣に居たウィリアンがそのボールを拾って前へ進み、エリア手前でペドロとのワンツーから前方のジエゴ・コスタへボールを預け、エリア内に入るや否や野獣ジエゴ・コスタは完璧な切り返しからチアゴ・シウヴァのマークを半歩外し左足を振り抜いた。

その秀逸で美しい一撃はスタンフォード・ブリッジに歓喜を齎し、イケる雰囲気を作り出す。勝ち上がりにはあと2発必要だったにせよ、もう一発見舞うと振り出しに戻せるところまで早い時間帯で漕ぎ着け、カウンターの勢いとゴールへ向かうインテンシティが増した。しかしパリも老獪だった。力がある証左だが、前シーズンまで2シーズン連続でクォーターファイナルの舞台を経験している傭兵集団は、慌てずこのまま1-1で前半を終えた。

ニュートラルなフットボール・ファンにとって『とても面白い前半だった』と思う。

チェルシーの失点のシーンでは朝一から思わず大声で『(失点)早ぇーよ』と叫んでしまったが、ジエゴ・コスタのゴールで息を吹き返し、残り45分で2点を奪うことも可能に思えたし夢想してしまった(実際チャンスはあった)。しかし、その淡く儚い想いも60分までのモノだった。前線で気を吐いていた唯一の希望の野獣ジエゴ・コスタがピッチに座り込んでしまったのだ。ゴールの匂いを醸し出していた(実際にネットを揺らしもした)男の終焉は、即ちブルーズの終焉をも意味していた。アザールやアスピリクエタやウィリアンにもチャンスが無くは無かったが、ブルーズがネクスト・ラウンドへ進むには野獣が必要だった。そして実際の終焉が67分に訪れることとなった。

左サイドでのディ・マリアのマクスウェルへの横パスが中央へ流れたところをダイレクトで拾ったチアゴ・モッタがスペースに抜け出したディ・マリアへ出して、ディ・マリアが上げたクロスを中央へ走り込んできたズラタン王がダイレクトでネットを揺らし、このロンドン公演に文字通り終止符を打った。

ゲームはこのまま何事もなく終えて、アグリゲート・スコア2-4。今のチェルシーには残酷なまでの現在地。今シーズン当初の不調からは、よくバウンス・バックしてきたとは思う。しかし、戦えるコマがビッグクラブのソレでは無かった。プレミアをトップ4でフィニッシュすることも現実的には難しく(不可能だ)、昨シーズンのマン・ユナイテッド同様CLの舞台から離れることが確実となった物哀しいミッドウィークのロンドン。新しいマネージャー(コンテ?)と共に一年の雌伏でヨーロッパの舞台へカムバックすることは叶うだろうか。

(安くても)アザールを売り飛ばそう。老朽化したセントラルの入れ替えとトップクラスのFWも必要だ(コスタ一人では・・・)。リーガやブンデスとは違うタフなプレミアで、(マン・ユナイテッドを見ても分かるとおり)トップ4への返り咲きは簡単なことではない。一つの『決着』を見たこのホーム&アウェイで、一から出直しが必要なチェルシーの未来に幸があらんことを願わずにはいられない。

 

ラビオ

16分のラビオの先制点。

ズラタンのクロスは秀逸だったが、ケネディの守備が酷すぎたと思う。

 

コスタ11

コスタ1

27分の夢を繋いだ秀逸なコスタの切り返しからの一発。

1-1としてまだ分からない状況としたが、怪我による退場が痛すぎた。

 

イブラヒモビッチ

イブラヒモビッチ1

イブラヒモビッチ

リマッチに幕を降ろしたズラタン王、1G1Aの活躍でロンドンに爪痕を残す。

 

ベッカム

スタンフォード・ブリッジを訪れていたディビッド・ベッカムも満足したことだろう。

 

アザール

コンディションが上がらず、このゲームでも自ら負傷交代を申し出てまたまた男を下げたエデン・アザール。ハーフタイム時にディ・マリアとユニフォーム交換したこともスタンフォード・ブリッジのサポーターのカンに触った。

 

パリ

『今日は良いプレーができた。この先もハードワークを続けて自分たちのベストを尽くす。どこが僕たちの終わりになるのかは分からない。今は勝ち抜いたけれど満足はしていないから、これからも続けていけるさ』

と語ったズラタン王。

悲願のCL制覇は果たして。

アウェイ・ゴールの行方

ミケル1

ミケル

このシステムの考案者は表彰されていい。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・ベスト16・ファーストレグ、パリ・サンジェルマンVSチェルシー@パルク・デ・プランス。

いよいよ始まったノックアウト・ラウンド。その一発目のゲームは、もちろんこのゲームをセレクトしました。3シーズン連続マッチアップの両者ですが、モウリーニョだけがいない(笑)。でもそれ以外でも違いがありました。パリのポゼッションが洗練されていました。個のドリブル突破も併せてチェルシーゴールへアタックできていました。しかしフットボールは分かりません。ゴールに最も近づいたのはチェルシー。ジエゴ・コスタのヘッドが枠を捉え、パリのGKトラップが間一髪右手でセーブし事なきを得ました。低迷してるとはいえやはり油断ならないチェルシーといったところでしたが、最初のゴールはこの男が齎しました。

 

ズラタン

39分。ゴール正面やや左からズラタン・イブラヒモビッチがFKを捩じ込みパリが先制です。壁の右端のミケルに当たってコースが変わるラッキーな一発。このFKの前にもズラタンが一度FKを蹴ってましたが(それは壁の上を越えて枠を外れました)今度は低く抑えての一撃。パリが貴重な先制ゴールをモノにしましたが、もちろんコレで終わりません。次は、貴重なアウェイ・ゴールを前半中にチェルシーがモノにしました。

 

チェルシー

チェルシー1

アディショナル・タイムでの右CKから、コスタが擦らしたボールをミケルが蹴り込み振り出しに。単に振り出しに戻しただけではない貴重なアウェイ・ゴール。過去2シーズンを振り返っても、アウェイ・ゴールで全てが決まっています。このゴールが180分の戦いを本当に面白くしてくれます。

追いつかれたパリは、後半さらに攻勢に出ます。しかし、専守防衛を基本的に得意とするチェルシーの壁を突破できません。焦れる時間が続きましたが、チュパチャップス・ブランが74分に放った一の矢、エディソン・カバーニが78分に早速結果を残しました。

 

カバーニ

ディ・マリア(だったかな)のパスにオフサイドラインを掻い潜ってエリア内に侵入したカバーニ。右サイド深い位置で角度が無いところを溜めてダイレクトで蹴った一撃は、図ったようにクルトゥワの股を抜いてネットに突き刺さりました。

クルトゥワの足が開くのと同時のタイミングが秀逸すぎました。南米のリズムなんだろうなぁ。日本人FWでは無理と痛感した一撃でパリがリードをモノにし、スコアはこのまま2-1でロンドンへ向かうこととなりました。

 

カバーニ

殊勲の勝ち越し弾を沈めたエディソン・カバーニ。南米のFWらしい一発でした。

 

イブラヒモビッチ

FKは沈めたズラタン王ですが、終了間際のチャンスも決めていれば・・・。

 

パリ

『チームは良かった。良いフットボールが出来ていた。チェルシーに驚いたりはしていない。ヒディンクは落ち着きをもたらし、少しずつ改善している。カウンターは脅威だね』(ブラン)

『この勝利は大きい。でも危険な結果だ。まだすべてがオープンだ。イングランドでは僕たちが失点をしてはいけない』(マルキーニョス)

 

チェルシー

3月9日のスタンフォード・ブリッジで、三度目のマッチアップはどのようなフィナーレを迎えるでしょうか。チェルシーは今日のアウェイ・ゴールを活かせるか。過去二度はどちらもドラマティックでした。それに負けないフィナーレを期待したいものですね。

 

ペドロ

最後に元バルサ、ペドロとマクスウェルの邂逅を。

ペドロ、相変わらず運動量は多いけど脅威って感じではないんだよなぁ。頑張ってもらいたないなぁ。

圧倒したけれど

カバーニ

ズラタン

ディ・マリア

フィニッシュが・・・。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループA第4節、レアル・マドリードVSパリ・サンジェルマン@サンティアゴ・ベルナベウ。

ポゼッションもディフェンスも良かったけれど・・・。決める時に決めないと、キーパーの飛び出しミスからショボいゴールを決められ0-1で敗れたパリ。マドリーはまったく良くなかった。勝てるゲームだった。ズラタンもカバーニも決めきれず、ディ・マリアのFKはバーを叩いた。

パリはフィニッシュに課題を露呈。

マドリーが敷いた2列の白い壁を崩すことは叶わずグループ・ステージ突破は次節以降に持ち越しとなった。

 

ブラン

『選手たちや、彼らが生み出してくれたプレーを誇りに思っている。これだけ多くのチャンスをつくったのであれば、順当に良い結果を得るために1点を奪わなければならない。その点では不満が残った』

『チャンスとも言えないほどのチャンスで決められてしまった。だがこういう試合は、望んでいた結果を手に入れることはできなかったとはいえ、ポジティブに受け止めなければならない』

チュッパチャップスを咥えてピッチサイドに立っていたブランはこう語りましたが、何はともあれ、フィニッシュですね。

 

マドリー

ベルナベウに木霊したブーイングに何を思うか、エル・ブランコ。

ベニテスじゃダメなんだってば。

ディフェンスマインドが鼻につくんだよなぁ

ベニテス

ベニテス。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループA第3節、パリ・サンジェルマンVSレアル・マドリード@パルク・デ・フランス。

ベンゼマもベイルもハメスもモドリッチ(途中出場はしましたが)も居ないからか、居ないからなのか?。

惜しいシーン(ポストを叩く)はありましたが、世界一なんだからもっと攻めてもらいたいものです。このゲームのパリのデキなら勝ち点3を持って帰ることは十分に出来たと思うんですが・・・。マドリニスタたちはコレでホントにイイのでしょうか。

守備が安定している?、まぁそうだけど。ボールを持たせてカウンター?、モウリーニョ時代に逆戻りじゃん。

敵のことをとやかく言う必要はないんだけどね。

『今夜のチームのプレーには納得している。この数日でやってきたとおりだった。選手たちの素晴らしい仕事ぶりを喜んでいる。我々の方が多くのチャンスをつくり、試合のかなりの部分をコントロールしたね。PSGよりもプッシュした。いなかった選手のことも考えれば、私はとても満足だ』

タイトルを取っても解任じゃね?。眠いし退屈だし・・・。

 

ディ・マリア

古巣相手に遠慮?。

ディ・マリアは全くダメでしたね。

 

イブラヒモビッチ

ズラタン王もラモスに頭突きをかましただけでした(苦笑)。

 

ロナウド

ベンゼマがいないとダメなの?。

CR7もゴールレス。

グループAの頂上決戦はスコアレス・ドロー。それを観終えて慌てて出勤する羽目となりました(泣)。

う〜〜ん・・・。セルタに負けてしまえばイイのに。

11人対10人の結末、最後にドラマが訪れた

チアゴ・シウバ

チアゴ・シウバ

これだからフットボールは面白い。

アザールが沈めたペナルティでチェックメイトのはずが・・・フットボールは最後まで分からない。

2014-2015・チャンピオンズリーグ・ベスト16・セカンドレグ、チェルシーVSパリ・サンジェルマン@スタンフォード・ブリッジ。

チアゴ・シウバの痛恨のハンド。アザールのクールなペナルティ。しかしドラマは用意されていた。

114分のコーナーキックからの(陳腐だが)魂のヘッド。このゴールの2分前に放ったコーナーキックからのヘッドが、クルトゥワにセーブ(まさにファインセーブ)されてからの起死回生の、九死に一生を得る一発。何かが起りそうな雰囲気だったが、まさかのゴールだった。専守防衛からの勝ち上がりを得意とするチェルシーが、10人の相手に逃げ切れなかった。

ほんとフットボールは分からない。だから、フットボールは面白い。時にフットボールは麻薬的だ。

昨シーズンの借りを綺麗にロンドンで返したパリ。僕は前半で10人となって万事休すだと思ったのだが・・・、カウンターからカバーニが左ポストに当てて絶対駄目かと思ったが・・・、世界最高と言われ続ける2人のブラジル人セントラルが、身体能力を活かしたヘッド2発でネクスト・ラウンド進出のプラチナ・チケットを手に入れた。

 

モウリーニョ

『向こうの方が、我々よりも試合のプレッシャーにうまく対処した。相手が10人になったことで、勝たなければというプレッシャーをさらに感じるようになった』

『相手には失うものがなく、とにかく自分たちのプレーをしていた。我々は、それに対処できなかった。組織の動きがはっきりしているセットプレーから2失点した。マーカーが判断しなければいけないし、そのゾーンにいる選手も同じことだ。2ゴールを献上したことは、受け入れ難かった』

と語った“スペシャル・ワン”。

あと10分ちょっと守るだけだったが・・・。チームから放出したダビド・ルイスに決められる痛恨の極みに何を思うだろう?。セットプレイをコントロール出来なかった戦術の達人の蹉跌。

やはり“スペシャル・ワン”の“退屈”なフットボールでは駄目なんだ。

 

ダビド・ルイス

ダビド・ルイス

『僕たちは、素晴らしい試合をしたと思う。僕たちのチームのベストプレーヤーであるイブラが退場になって、シンプルにやろうと言ったよ。僕たちはゴールを決めなければいけない状況だったから、その中でチャンスをつくる必要があった。今夜は最高だね』

『すべての選手が、それぞれの全部を出し切った。むこうが先に点を決めたけど、互いの目を見ると、「やれる。最後まで信じるんだ」と言っていた。そして追いついて延長戦になり、また同じようになったけど、全員が素晴らしかったと思う。CLは難しい大会だ。もちろん今夜はハッピーだ。でも、もっともっと多くの試合を戦うために、地に足をつけていなければいけない』

『今夜は点を決めることができて良かった。試合前に祝わないと言ったけど、感情をコントロールできなかったんだ。チェルシーファンは僕を支えてくれたからありがとうと言いたい。感情的になってゴールを祝ってしまったことについては申し訳なく思っている』

古巣に見舞った強烈な恩返しだった。

 

チアゴ・シウバ

『僕らはとても良い試合をしたし、非常に逞しかった。質を備えた選手を多くそろえているし、それが相手を本当に苦しめた。でも、今日は精神面で勝利を呼び寄せた』

『最後まで諦めなかったし、去年と同じミスをしなかった。今回、僕らはプレーをしに来ていたし、それこそがまさに僕らがしたことだ。CLは楽ではないから、落ち着きを保たなければならない』

諦めなかったメンタルは賞讃されていい・・・しかし、あのハンドは猛省が必要だろう。

 

ズラタン

ズラタン

ズラタン

1発レッドを受けたズラタン王。(足を引っ込めていたし)そこまでのファウルでは無かったと思う。

『レッドカードを見たときのオレは、「自分が何をしているのか分からない男」か「ほかの何かを見ている男」のような状態だった』

『レッドカードを受けたときに最悪だったのは、チェルシーの奴らがオレの周りに来たことだ。11人のベイビーがいるように感じた。さらについてくるから出て行ったんだ』

『ヤツ(オスカル)がプレーの後に演技をしたのか、オレがぶつかってしまったのかは分からない。どうでもいいことだ。オレたちは勝ち進んだのだから、何が起こるかは今後分かる』

 

パリ

最高に美しいスルーパスを繰り出したパストーレ、コーナーキックを蹴ったラベッシ、決定機を外したカバーニ、2発のヘッドを決めた2人のブラジル人セントラル、王を欠く傭兵軍団の進撃はまだ続くこととなった。

何処まで遠く行けるだろう?。

次はマドリーあたりと一戦交えて欲しいと思った、最高にエキサイトした素敵なミッドウィークの朝となった。

ありがとう、チャンピオンズリーグ。

ありがとう、フットボール。