2.44m×7.32mのドラマ

マドリー守護神

wowowのノンフィクションWを観ました。

『天才』と『努力』の人って括りでは計り知れない凄いドラマです。マドリーのカンテラ出身で同年齢のイケルとディエゴ。

モウリーニョとの確執から出番を失い、怪我もあってどん底に堕ちてしまった『聖』イケル。

その怪我のタイミングに合うように、2013年1月の冬の移籍マーケットでマドリーに戻ってきたディエゴ。そしてただ出場するだけでなく、完璧に結果も残してポジションを手に入れたのが凄いです。

超人的な反応が持ち味のイケルと、サイズがあって的確なポジショニングとセービングが持ち味のディエゴ。

対照的なふたり。

ドラマティックです。

モウリーニョがいつものケンカ腰に言った、『足元がうまく、クロスに飛び出せる高さのあるゴールキーパーが好きなんだ』ってコメントも良く分かりますが、事は『ラ・ロハ』の正守護神だけに簡単にはいきません。結局、モウリーニョが去った今シーズンもマドリーの守護神はディエゴ・ロペスとなりましたがね。

ラインを高く設定する、あるいは必然と高くなる(相手がリトリートするので)ヨーロッパの列強のスタイルは、広大なスペースを埋める事が求められます。そういう意味では、今のディエゴ・ロペスの方が合っています。

厳しい世界です。

そのような世界で、番組のエンディングに心からの笑顔を携え語ったイケルの言葉に心を打たれました。

『これまでになかった経験をした。そこからプラスになることを見つけ出すよ。そしてまた、ファンを喜ばせたい。結局、人に喜んでもらうのが好きなんだ』

『試合に出られないのなら我慢して努力するだけ。どうってことない。つらい時期はもう乗り越えたんだ』

『僕はいま、新しいイケル・カシージャスだよ』

 

カシージャス

超人的で神懸かったセーブが持ち味。

 

カシージャス

ロッベンとの1対1に勝利し優勝に貢献した南アフリカ・ワールドカップでの思い出。

ブラジルでも勇姿を観ることが出来るでしょうか?って何故か最後はカシージャスばかりになってしまいました。

Tú puedes! Íker!!

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呪われた『聖』イケル

イケル

イケル

いよいよ始まった2013-2014シーズンのチャンピオンズリーグ。どのゲームにしようかと悩みましたが、まぁ〜相方も観ますので無難にマドリーにしました。

2013ー2014・チャンピオンズリーグ・グループB・グループステージ第1節、ガラタサライVSレアル・マドリード@アリ・サミ・イェン・スポル・コンプレクシ。

リーガではファーストチョイスで無くなった『ラ・ロハ』の守護神イケル・カシージャスですが、チャンピオンズとコパではスタメンとなることが決まっていたので楽しみにしていたのですが、もう呪われているとしか言いようがありません。

開始早々のフェリペ・メロだったと思いますが、強烈なミドルをナイスセーブで弾き出して、『おぉぉっっ!!、やっぱイケル、イイねぇ〜』と思ったのも束の間、ロビングボールの処理でセルヒオ・ラモスと交錯し左の脇腹?背中を痛めてしまいました。そんなに激しい接触では無かったと思いましたが、数分後にピッチを去ってしまいました。

昨シーズンはアルベロアに左手を蹴られて骨折し、モウリーニョ批判も相まって控えに甘んじた苦しいシーズンでしたが、ようやく!と思った矢先のアクシデント。

もうね、モウリーニョの呪いとしか思えませんね。スペイン・フットボールに打撃を与えたかどうかは定かではありませんが、『聖』イケルには確実に打撃を与えてますね。

 

交代

何とも言えませんね。

軽傷を祈るばかりです。

 

ロペス

ディエゴ・ロペス

そして、またこの男がナイスセーブを連発しました。

諦めなかった男(知りませんが)、ディエゴ・ロペス。『神』と同じファーストネームを持つこの『聖』イケルと同い歳の苦労人が、失点を防ぎマドリーは救われました。

ゲームはイスコが先制点を上げて、後半はベンゼマやロナウド等の怒濤の連続ゴール。結局6点を奪ったマドリーが圧勝で初戦をモノにしました。

しかし、分からないものです。

昨シーズン途中まではセビージャに居たディエゴ・ロペスが、あれよあれよで『エル・ブランコ』の正ゴールキーパーとなって(またかなり活躍している)チャンピオンズまで出場です。諦めず、自分の力を信じることの大切さを教えられましたね(ウソですが)。

そして、偉大なデシマを達成する瞬間には、偉大な『聖』イケルは居ないかもしれません。試合後のマドリーの発表では、『骨折はないが、軟骨組織に影響が出ている。左肋骨への打撲で、MRI検査を行う』とのことでした。

寂しいなァ〜。