フットボールには全てを忘れさせてくれる夜がある

ロブレン

クロップ

年に何回かだけ、そういうゲームを観ることができる。

凄いゲームだった。

2015-2016・ヨーロッパリーグ・クォーターファイナル・セカンドレグ、リヴァプールVSドルトムント@アンフィールド。

開始10分も経たずに、ドルトムントにショート・カウンターから2発見舞われた。普通ならこれでノックアウトだろう。リヴァプールが勝ち抜けするためには、3発返す必要ができたのだから。ましてや相手は、マドリーを沈めたこともあるヨーロッパでもトップクラスの鋭利なカウンターを持つドルトムント。前掛かりになればその裏をオバメヤンに、ロイスに、ムヒタリャンに突かれることとなる。実際、危ないシーンが前半終了間際に起こった。まったく期待できないキーパー・ミュニョレが、奇跡的に折り返しを指で触れて首の皮一枚サヴァイブした。

肝心の攻めでは、手数は見せたがクリーンヒットすることはなかった。6ラウンドを終えての採点は、ドルトムントが圧倒的にリードしていた。そして7ラウンド目のゴング。後半開始早々の48分に一発返すことに成功する。ドルトムントのお株を奪うようなショート・カウンター。裏に抜け出たオリギがトゥキックでヴァイデンフェラーの股を抜いて、ゲームは活気付いた。

しかし、その9分後にまたまた綺麗な一発を喰らいリング中央でダウン。最終ラインからドリブルで持ち上がったフンメルスのスルーパスに抜け出したロイスに、ダイレクトで美しい一発をゴール右隅に突き刺され1-3とされた。

アグリゲート・スコア2-4。

カウント・セブンくらいで立ち上がっただろうか。勝ち抜けにはまたまたあと3発必要となったが、レッズの目は死んでなかった。ハーフタイムでクロップが語りかけた言葉、『子孫に代々語り継げるような瞬間を作り出そう。ファンのために特別な夜を作り出そう』を信じ、誰一人欠けることなく全員が団結した。

怖れず、怯まず、自分たちを信じ攻める。アンフィールドを埋め尽くした12人目の選手たちの思いに応えるために、懸命にピッチを走った。66分。中盤で自由を得たコウチーニョがエリア手前中央にいたミルナーに預けワンツーからのボールを美しく強烈にゴール右に蹴り込みドルトムントからダウンを奪う。俄然勢い付くレッズ。交代で(カガワくんが引っ込んだのだが)何とかしようとしたドルトムント。しかしこのクリンチも効果はなく、その交代後すぐにCKからサコーがヘッドでネットを揺らし、ゲームはカオスへ突入することとなった。

残りは時間は、10分とアディショナル・タイム。

ラウンド11。ドルトムントは足にきていた。フンメルスは『3-1とした後、これで決まりだと思ってしまったんだ。アグレッシブな守備がなくなった。3-2とされてフットボールができなくなった。怖くなってしまったようだ』とコメントしていたが、完全に飲み込まれたと思う。そんななか、それでも90分まできた。フラフラになりながらも判定で勝ち上がるとこまであとちょっとだった。しかし、ゲームはこのままでは終わらなかった。

最終ラウンドの91分。右サイドで得たFKを直接放り込むことはせずに、ガラ空きの右サイド前に走り込んだスタリッジにボールを出して、スタリッジが秀逸なヒールからディフェンダーの股を抜いてフリーで走り込んできたミルナーに繋ぎ、ミルナーが丁寧に上げたクロスをファーサイドで待ち構えていたロブレンがヘッドを突き刺し、テンカウントを数えることとなった(ラストプレイでギュンンドアンがFKを決めそうにはなったが枠を僅かに捉えることができなかった)。

ユルゲン・クロップは、

『ドルトムントのカウンターは守れない時がある。4分、9分と決められた。それで試合終了ということもフットボールでは少なくない。だが、ここでは(アンフィールド)、このリヴァプールというチームとの試合では、そうじゃない』

『(3点目を決められてから)選手たちは闘志を見せた。素晴らしかったね。最上級の質を持つチームを相手に、こういう試合で挽回するには運も少し必要だ。だが、試合を見た人なら最終的に(勝利は)妥当だったと言うだろう』

『(アンフィールドは)見事な雰囲気だった。我々が一緒に成長していくために、こういう経験は必要なんだ。これで我々は一つの節目となるような試合をした。本当に良いことだ』

とコメントした。

『この試合は、自分たちが相手に譲ってしまったようなものだ。もちろん、巻き返す力も一つのクオリティーだけど、3-1になった後も集中していたら、彼らの挽回はなかったはずだ』と語ったフンメルス。

ゲーム前に2点は獲る。獲りに行かなければならないと語っていたトゥヘルが、

『言葉にするのは難しい。後半は大敗してしまった。後半だけで4失点したんだからね。もちろん、自分たちに求めるレベルに達することができなかったということだ。何としてでも次に進みたかったのだが、今日はそれを実現できなかった』

『長時間にわたって我々にとって良い流れのようだったが、終盤に何も失うものがない相手に敗れることとなった。相手を軽視?、それはない。ただ、3点目を決めてからももっと前を向いて、勇敢にプレーしなければいけなかった。特に自分たちがボールを持っているときにね』と総括した壮絶な殴り合いとなった一戦は、リヴァプールで長く語り継がれるであろう素晴らしい打ち合いとなった一戦だった。

 

ムヒタリャン

オバメヤン

カガワくんも絡んだムヒタリャンの1点目とロイスのスルーパスに抜け出したオバメヤンの2点目。

 

ロイス

ロイスが決めた美しい3点目。

ドルトムントはまだヨーロッパのトップのクオリティを秘めていることを改めて実感したゲームだったが・・・。

 

ドルトムント

ドルトムント

このゲームではグッド・ルーザーとなった。

 

オリギ

クロップの期待に見事なゴールで応えたオリギ。

 

コウチーニョ

反撃の狼煙を上げたコウチーニョの美しい一発。

 

サコー

本職のディフェンスではイマイチだったサコーの同点弾。

 

ロブレン

リヴァプール

最後の奇跡の一発は、アンフィールドを埋め尽くしたサポーターに捧げられた魂のヘッドだった。

 

クロップ

ユルゲン・クロップとレッズが奏でるヘヴィ・メタルの調は、僕にとってはなんとも心地よく響く。次の相手は、スペインのイエロー・サブマリン。このままELを制して、来シーズンはCLにカムバックして欲しいと心から願う。

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進化したシュバルツ・ゲルベン

ドルトムント

そこにカガワくんの(恐らく)居場所は無かった。

寂しい・・・。

2015-2016・ヨーロッパリーグ・ベスト16・ファーストレグ、ドルトムントVSトットナム@ジグナル・イドゥナ・パルク。

久しぶり観たドルトムントのゲーム。プレミアで2位のスパーズを相手にせずオバメヤンのヘッドとロイスのドッペル・バックでネクストラウンドへ王手を掛けました。ゲーゲン・プレッシングからの速攻というよりは、バルサよろしくボールを持ってサイドから攻めていく。ボールを失ったら即囲みに取り戻しにかかる。愛すべきユルゲン・クロップが築いたヘヴィ・メタル・スタイルから上手くモデルチェンジしている感じがしました。変幻自在のフォーメーション。機能するトライアングルとパス&ムーブ。縦パスも良く入っていたし、ドリブルで剥がしてからのコレクティブな連動も見事でした(スパーズが不甲斐なさ過ぎたかな。開始39秒オープニング・シュートを放っただけでした)。

ボール・ポゼッション66%対34%。

アテンプト17対3。

ショット・オン・ターゲット5対2。

ファイナル・スコア3対0。

完勝。

カガワくんは残り10分位からの出場で見せ場なし。今シーズン当初は良かったと思ったんだけど、ウィンター・ブレイク明けから急にポジションを失ってしまいました。前節のミュンヘンとの『クラシコ』も招集外だったし。何とかポジションを取り戻して欲しいけど、どうなんだろうなぁ。トゥヘルの戦術にマッチしないのかなぁ。頑張って欲しい。

それにしても今シーズンのヨーロッパ・リーグの決勝ラウンドは凄いメンツです。スペインからは2連覇中のセビージャやビジャ・レアル、バレンシアにビルバオが出てますし、プレミアからはスパーズに加えマン・ユナイテッドとリヴァプール(このラウンド16でナショナル・ダービーだもん)、ドイツからはドルトムントとレヴァークーゼン、あとバーゼルです。CL並みです。いつもならヨーロッパ・リーグは観ないんですが、完全に寝不足です。

セカンドレグがありますが、ネクスト・ラウンドも楽しみです。

 

オーバメヤン

30分のオバメヤンのヘッド。

左サイドでロイスやカストロ、シュメルツァーが粘ってのクロスからのヘッドでした。先制してラクにはなりましたね。

 

ロイス

61分の2点目。ショート・コーナーからスポティッチがヘッドで繋いでのロイスの豪快な一発。

 

ロイス

締めは70分。自陣からヴァイグルが中央のオバメヤンの縦に楔を入れて、オバメヤンがドリブルでディフェンダーを剥がし左のカストロへ叩いてカストロがダイレクトで右のロイスへ浮きパスを通して最後もロイスがダイレクトでドッペル・バック、コンプリート。美しい繋ぎと崩しでした。

カストロがカガワくんでもイイと思うんだけど(同じこと出来るハズなんだけどなぁ)、何かが違うのだろう。悲しい。

 

ドゥルム

ドゥルムも良かったんだよなぁ。クロップ時代はサイドバックでしたが、サイドハーフに変わってどんどんエリア内に攻め込んでました。

『パフォーマンス、スコア、そして守備の姿勢に非常に満足だ。我々は活き活きとしたプレーをし、競り合いで強い決心を見せたと思う。序盤はトッテナムが強くハイテンポだった。だが、我々は徐々にパスワークを安定させられた。それからチャンスもつくり出した。後半は試合を完全に支配し、トッテナムを押し込むことができたよ。彼らを我々のゴールに近づかせなかった』

と語ったトーマス・トゥヘル。

なかなかの戦術家なのかな。カガワくんにもチャンスをお願いしたいものです。

完璧な午後

オーバ&マルコ

素早い出足、これぞゲーゲンプレス。浴びせたシュート31本、受けたシュート3本、“ルール・ダービー”はシュバルツ・ゲルベンが圧倒。バッドマン&ロビンでセレブレーションでした。

2014-2015・ブンデスリーガ第23節、ドルトムントVSシャルケ@ジグナル・イドゥナ・パルク。

なかなか決まらなかったけれど、この試合28本目の、78分のオバメヤンのシュートがキーパーに当たりながらもゴールに転がって、ジグナル・イドゥナ・パルクに歓喜が訪れました。

ふう。

もっと早く決めてくれよなぁ。

そこから、1分後にはショートカウンターからギュンドアンのクロスにムヒタリャンが詰めてネットを揺らし、締めはロイスがキーパーからボールを攫って3-0。

シャルケのロー・パフォーマンスも勝利の要因だが、危ないシーンは皆無(ヴァイデンフェラーはこの日一度もボールをセーブしなかったそうです)でシーズン初の4連勝。ロイスは公式戦5戦連発でオバメヤンはリーガ4戦連発。カガワくんのゴールがないのが相変わらずですが、ムヒタリャンが今シーズン初ゴールを上げて今日はパーティでイイんじゃないでしょうかね。

奇跡のトップ4まで勝ち点差8(4位レヴァークーゼンが勝ち点36、10位ドルトムントが勝ち点26/2015・03・01時点)。このまま連勝記録を延ばして欲しい。そして、ホームでユーベに逆転して欲しい。

シュバルツ・ゲルベンから目が離せません。

 

オーバメヤン

前半のカガワくんからのスルーパスを決めてくれよぉ〜。

 

ムヒタリャン

ウッチーのデキが酷かったですが・・・(泣)。

『チームの全員が(ムヒタリャン)彼に飛び乗るつもりかと思ったよ。今日は本当によくやってくれた』

『ドルトムントに加入して以来、守備面では最高のパフォーマンスだったと思う。彼が全体のリズムをコントロールし、ボールを落ち着かせてくれた。チームのだれもが彼のゴールを待ち望んでいたんだ。まるでダムが決壊したようだったね』

と称したクロップ。

 

ドルトムント

裸パーティ(笑)。

でもムヒタリャンが居ない。そしてカガワくん、真ん中(笑)。

 

クロップ

『単純に、我々には完璧な午後だった。チームは適切ないいパフォーマンスを見せてくれた。試合開始から最後の瞬間まで、ボールで雄弁に表現した。良いスペースを見つけ、高い位置で相手にプレスを掛けた。前半だけで数多くの決定機を作った。残念ながらそのチャンスを生かせなかったが、イライラしなかったことが重要だった。ついに後半32分に我々にふさわしいゴールで報われた』

『4連勝をしたけれど、まだ降格圏まで勝ち点5差しか離れていない。このことが自分たちがどんな泥沼に足を踏み入れてしまったかを証明している。もう一度転倒することは許されない』

そして、当然と言えば当然ですが、バッドマン・セレブレーションには苦言を呈したクロップでした。

『自分も何も知らなかったので驚いたが、オーバがゴールを決めるという自信をもって(試合に)入るのは良いことだね』

『でも、あれはイエローカードになる。だから当然、私は好まない。もうマスクはひととおり使っただろう。彼にやるなと言うのは気が重いけど、あれはいけない』

 

カガワくんとウッチー

『うまく3バックの裏を狙ったり、セカンドボールへの速さだったり、今日は本当に集中して、連動して相手より一歩速く動けていた。ああいう戦いができればいいんじゃないかなと思う』

『前半に1、2点決めたかったけど、良いサッカーをしていた。後半はすごく難しい戦いになるんじゃないかなと思っていたけど、チームとしてやることを徹底して、ああいうゴールにつながったと思うので、本当によかったと思う』

『高い位置からのプレッシャーだったり、取ったあとの攻撃の質だったり、みんなが連動して戦えているなと感じた。欲を言えば前半で1、2点取れれば、もっと試合を楽に進められたのかなと思うけど、その中でも後半しっかりと取れてよかったと思う』

と語ったカガワくん。もういい加減飽きてきたが、あとはゴールのみですよ。

『もう前半からシンジには大分やられていましたし、シュート数も大分あったし、ラッキーの部分もあったから、点取られるのは時間の問題かなっていうのは感じてましたけどね』

『オレらも、点取れそうで取れなくて負けているっていう試合はあったからね。そこを狙っていたんだけどね。そこをしっかり点を取って勝つっていうのはね、ドルトムント、いいですね』

と語ったウッチー。

チャンピオンズの疲労もあるかな。頑張って欲しいものですね。

 

ドルトムント・サポ

大満足のドルトムント・サポ。

これからも信じて応援し続けるのみだ。

3つの落胆

ドルトムント

2014-2015・チャンピオンズリーグ・ベスト16・ファーストレグ、ユベントスVSドルトムント@ユベントス・スタジアム。

バルサのゲームを観たあとに録画で連続視聴しましたが、3つの落胆でがっかりした朝となってしまいました。

1)カガワくんがスタメンに居ない

2)インモービレの先発

3)あまりにも簡単に失点する

何故なんだろう?。週末のルール・ダービーの為に温存?。まったく駄目なユベントスの下部組織出身者に何を期待したの?。ここ2シーズンの躍進では有り得なかった今シーズンの低迷の原因がコレ。

ヨーロッパが怖れる“ゲーゲンプレス”も効いていたとは到底言えない。

 

テベス

この試合も簡単に左サイドを突破したモラタの単純なクロスをテベスに押し込まれ13分に失点。

このような失点をしていては勝ち上がれない。

 

ロイス

キエッリーニが足を滑らせたところを抜け目無く搔っ攫いクールにネットを揺らしたロイスの18分のゴールですぐに追い付いたけど、その後はスペースを消され、チャンスらしいチャンスは無かったと思う。

 

モラタ

モラタ

前半終了間際にまたもや簡単に、単純にモラタにネットを揺らされ落胆してしまう。

今に始まったことではなけど簡単に失点し過ぎだ。

ロイスのアウェイ・ゴールは貴重だが、ジグナル・イドゥナ・パルクで1-0で勝てるとは思えない。

 

クロップ

『1点をリードされた状況から良いプレーを見せていた。だが、2点目を許す前は消極的になっていた。もう少し良い守備をしなければならない』

『後半の我々は1、2回しかチャンスを作り出すことができなかった。逆にユヴェントスは2度の決定機があったと思う。そう考えると、問題ない結果だ』

『何も手にすることはできなかったが、チャンスは残されている。それが最も重要なこと』

『3-1にされずに済んでよかった』と語ったロイスの言葉が全てですが、ホームで失点しないこと、引かれてスペースがないと思うけど、ネットを揺らせるのか。

答えは3月18日。

パーティーにはまだ早い

ロイス&カガワくん

1Gのロイスと2Aのカガワくんの微笑ましいショット。

2014-2015・ブンデスリーガ第22節、シュツットガルトVSドルトムント@メルセデス・ベンツ・アレーナ。

 

オーバメヤン&カガワくん

最近の好調を具現化し、前半早々からチャンスを作ったシュバルツゲルベン。25分、ロイスがドリブルでエリア手前に進んで、カガワ君がボールを受けて(拾った?)、ダイレクトで叩いたボールをオーバメヤンがダイレクトで沈め先制に成功。

ポイントは縦への楔。ボールを持てるロイスとそれに合わせて上がってくるカガワくんとトップのオーバメヤン。この布陣が一つの答えかもしれない。

32分にペナルティで追い付かれたが、39分にはカガワくんの秀逸過ぎるヒールパスを受けたギュンドアンがエリア内右を突破しネットを揺らし勝ち越しに成功。

愛すべきクロップの観ていて微笑ましい今日二度目のガッツポーズが僕をハッピーにしてくれた。

 

ロイス

後半は、カガワくんが反省の弁を述べたとおり決め切るチャンスをフイにしていたが、89分にロイスが相手セントラルのミスパスを搔っ攫い、キーパーを難なく躱してスリー・ワイズド・モンキー、コンプリート。

90分にコーナーキックから失点し、まだまだ不安定(チャンピオンズでホームなら痛過ぎるアウェイ・ゴールを献上となる)だが、何より今季初の3連勝でミッドウィークでトリノに乗り込むこととなった。

うん、嬉し過ぎる。

 

クロップ

『大きなチャンスがあったし、素晴らしいプレーからゴールを決めた。だが、2-1としてから勝負を決めることを忘れてしまったね。3点目は相手からのプレゼントのようなものだったが、幸いなことにそれをちゃんと決めた。多くの場面でうまくやれたし、勝利にふさわしかったよ。それ以上は期待しなかった。この道から外れてはいけない』

『(ペナルティとコーナーキックからの)2失点というのは、賢いとは言えない。まだ多くの仕事が残っている。違う順位にできていない理由はあるものだ。でも、全体的には良い方向に向かっている。それ以上は求めていない。結果を出すためには、プレーじゃなく仕事が必要だ。それをしっかりやった。ただ、より決意を持てばもっと早い段階で試合を決めることができただろう』

チャンピオンズについて

『まったく違う大会だ。私のチームは、2-1とかリードしていないと、焦ってしまうんだ。ブンデスリーガでは、その状況が変わるまでもう少し時間がかかると思う。それまで、プレッシャーは大きいだろう』

『チャンピオンズリーグは別だ。ユーヴェは何十回も優勝を経験しているクラブだ。我々は有利と見られていないが、できるだけのことはやりたい。良い結果を目指している。誰をピッチに送り出すかは様子を見よう』

と語ったユルゲン・クロップ。

昇り調子は何よりだが、パーティーはまだ早い。何も勝ち取ってはいないのだから。でもクロップのガッツポーズは最高に良かった。そして、何としてでもトリノでアウェイ・ゴールを持ち帰り、セカンドレグを有利にしてもらいたい。

来シーズンのチャンピオンズはかなり厳しい現状に、でも可能性(4位になるかビッグイヤーを手にする)はゼロではない。

シーズンの終わりまで見届けようと改めて心に誓った。

 

カガワくん

チャンピオンズに備え69分でピッチを後にしたカガワくん

『僕からのボールがゴールとなったのはうれしい。でも、自分のプレーには100%満足はしていない』

『後半はミスも多かったし、すごく難しいゲームだったけど、勝ち切れたことがすごく良かった』

『シュトゥットガルトでは難しい状況で勝てることを示した。でも、僕たちはまだかなり、良くなるためのポテンシャルを残している』

あとはゴールのみだ。このゲームでもチャンスは有った。ロイスもパスを出してくれるようになってきたし、早くゴールが観たい。ソレがユベントス・スタジアムなら、僕は失禁してしまうかもしれないが・・・。

水曜が待ち遠しいテンションは久しぶりだなぁ。

殴り合い4発、連勝

クロップ

2014-2015・ブンデスリーガ第21節、ドルトムントVSマインツ@ジグナル・イドゥナ・パルク。

開始1分で不用意なパンチを貰った。しかし、以降は手数を出して応戦。ロイス、カガワくん、オーバメヤン。惜しい。少しずれていれば相手からポイントを奪えた。果敢に攻めた。迷い、怯える姿はそこにはなく、ノックアウトするというソリッドな意思が窺えた。

前半は0-1。マインツにポイントはリードされているが、相手は足にきていた。

そして49分にコーナーキックから1発返す。相手が立ち上がってきたところを55分にロイスのクリーンヒット。本来ならここで畳み掛けなければいけないが、1分後に脆くもカウンターを喰らい2-2に。

でも諦めない。もう倒れることは許されない。そして71分、ロイスの美し過ぎるアウトのパスからオーバメンヤンがラッキーな形で沈め、78分にオーバメヤンのフリーキックの溢れ球をシャヒンが蹴り込みテン・カウント。

2発見舞われたが、4発沈め殴り合いに勝利した。

言いたいことはたくさんある。

だが、連勝に意味がある。

まずは降格圏からの脱出、そしてユーベとの一戦だ。

確実に、少しづつではあるが歩みを再開したシュバルツゲルベン。マルコ・ロイスは契約を延長し、あとはカガワくんがネットを揺らすのみだ。

 

ロイス

1G1Aのエース、マルコ・ロイス。

クールなゴールと美し過ぎるアウトのアシストで存在感が半端なかったです。

契約延長も決まって嬉しい限りですね。

 

カガワくん

カガワくん

カガワくんのイイ笑顔ですが、ゴールが決まってればなァ〜(泣)。

もう少し我慢かな。

 

クロップ

ゲーム中のクロップのガッツポーズはいつ見てもイイもんです。

『我々にとって非常に困難なシーズンであることに変わりはない。マインツの1点目はサトのフィニッシュが見事だったという面もあるが、またしても守備のドタバタから失点してしまった』

『それでも我々はしっかり反撃し、すぐに同点とするチャンスがマルコとシンジに訪れた。ハーフタイムでは、自分たちのフットボールをしていればそのうちチャンスをものにできると言ったよ』

『2失点目の場面では守備に問題があったが、我々は戦い抜いた。4-2の勝利に十分値する内容だった。素晴らしいゴールを奪えたしね』

『我々にとって勝ち点6に相当する試合だったが、それに勝った。これでマインツと勝ち点で並んだ。ただ、今後の試合が楽になるわけではなく、パフォーマンスを安定させる必要がある』

ごもっとも。

まずは格下相手に3連勝と行こうゼ、ボス。

ゴキゲンな土曜となりました。

死して屍拾う者なし

レッドカード

クロップ

2014-2015・ブンデスリーガ第19節、ドルトムントVSアウグスブルク@ジグナル・イドゥナ・パルク。

シュバルツ・ゲルベンは死んだ。

失われた自信。

噛み合ない歯車。

オーバメヤンの決定機を阻止したディフェンダーに提示されたレッドカードは、愛すべきクロップに提示されたかのようだった。

スィートホームでまさかの(予想通り?)0-1での敗戦。

ゲーゲンプレスが効いているうちに得点するしかないのだが、プア過ぎた前線のスキルとグダグダな守備。

レヴァンドフスキは偉大過ぎたのだろうか。

最下位に沈む。

『負けるような内容ではなかったとか、不運だったとも言えない。我々は間違った判断を下している。それも明らかに多すぎるほどに、だ』

『相手に退場者が出た後、我々は消極的すぎた。選手たち は焦りを感じ、前半よりもプレーの明確さが失われた』

『もっと戦わなければいけない。勇気を持って、適切なタイミングで正しい手段を選ぶことだ。今日も最初からひどい内容ではなかった。でもミスを犯しているんだ。それを今すぐに止めなければいけない』

『正しい時に正しいプレーを選択する。それがほとんどできていない。だからこそ、小さなプレーを大きなチャンスに、大きなチャンスをゴールにつなげることができていない。特にゴール前で完璧な集中力が必要だ』

『我々が一部に残留することを私は固く信じている。1試合でチームの全てに疑問を呈することなどできない。フィジカル的には前半戦よりも良いコンディションにある。それをうまく活かしたい』

愛してる、でもまさかね。

失い過ぎた勝ち点。

あのゴキゲンだったフットボールは何処に行ってしまったのか。

 

カガワくん

ロイス

『ゴール前にガンガン入り込んでいく展開だったので、そこで上手くこぼれて来るかなっていう用意をしていたので、そこで取りたかったですけど、でもまた次の試合に向けてまた準備して行きたいと思います』

カガワくんのフェアリー・テイル第2章は、最悪の形で幕を閉じるかもしれない。ほぼ消えていたマルコ・ロイスはチームを去るかもしれない。

降格が現実味を帯びてくるまではまだ少しあるが、次のゲームはすぐにやってくる。愛すべきシュバルツゲルベンは、この最悪な状況を打破できるだろうか。

目を逸らさず、最後の時まで見届けようと心に誓った。