3度の決定機

ジェコ

サラー

フォロレンツィ

『マドリーは突破に値した。現実を受け入れないわけにはいかない。我々は0-2で負けたんだ。我々はよくやったのかもしれない。讃えることもできるのかもしれない。だが、メンタリティーや闘志、自信という点で成長しなければいけないというのが現実だ。我々はまだ弱い。チームは最初の困難で本来のレベルでいられなくなってしまう』

『今日がどれだけの機会なのかを分かっていないんだ。こういう試合は世界的な注目を集めるための最短の道であり、リーグ戦の38試合以上のものを与えてくれる機会なんだ。もっと違う勝負をしなければいけなかった。今は黙って家に帰ろう』

2015-2016・チャンピオンズリーグ・ベスト16・セカンドレグ、レアル・マドリードVSローマ@サンティアゴ・ベルナベウ。

決定機は3度あった。圧倒的な決定機が3度だ。ホームのファーストレグを0-2で落としてるローマにとって、コレを逃しているようではお話しにならない。

ゼコは打つ前から外しそうな感じで、案の定枠内に飛ばせず。サラーも快速を飛ばしたはイイがコチラも最後で枠を捉えず、フロレンツィはナバスの正面に蹴ってしまった。全てのシーンでケイラー・ナバスのポジショニングが完璧だったが、決めなければネクスト・ラウンドへは進めない。決めるしかないんだ。

ローマが決定機を逃していると、いい加減マドリーはネットを揺らす。当然だ。64分、ベイルとの交代で入ったルカス・バスケツが右サイドで一対一を仕掛け、折り返しをロナウドが合わせラウンド16に終止符を打った。この4分後のカウンターからのハメスのゴールはオマケだ。前半の早い段階でゼコが決定機を決めていれば、マドリーは慌てたかもしれないし浮足だったかもしれない。

 

スパレッティ

『マドリーは絶好調だったわけじゃないんだ。抗えない相手ではなかったんだよ。0-2で負けて安心したり満足するのでは、私は不安だ。早く成長しなければいけない。そうじゃなければ、さらに厳しい道のりとなる。もっとうまくやらなければいけないんだ。ロッカールームで選手たちが安心した顔つきをし、パフォーマンスが良かったという賛辞を期待していたら、私は気分が悪くなる』

ごもっとも。

 

ナバス

ロナウド&ハメス

繰り返すが、3度だ。

逃しているとマドリーは決め切る。

 

トッティ

トッティにとって最後のチャンピオンズ。

お疲れさまでした。

 

マドリー

残された唯一のタイトルに向けて一つコマを進めたマドリー。クォーターファイナルの相手はどこだろう。

ミュンヘンあたりがイイんじゃね?。

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帰ってきた美しいバルサ

バルサ

ビューティフル、アメイジング、トレメンダス、センセーショナル、ワンダフル、パーフェクト。あの煌びやかだったペップ・バルサを彷彿とさせる、フットボールをエンターテイメントの域にまでに昇華させた史上最高のバルサに戻ったかのような、素晴らしいゴール・ラッシュだった。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループE第5節、バルセロナVSローマ@カンプ・ノウ。

ベルナベウでマドリーを粉砕し、今度はホーム、カンプ・ノウでローマの壁を崩壊させた。ローマは果敢にも高いライン取りを見せてきたが、今のバルサには自殺行為だった。

開始早々からローマ・ゴールへと迫るバルサ。メッシはプレイする喜びに溢れ、躍動する。広大なスペースを両ラテラルが駆け上がる。効果的で無駄のないティキ・タカ。コレクティブに、オートマティックに。キックオフ直後はオフサイドに掛かったが、それもこのあとのゴール・ショーの前座に過ぎなかった。

 

スアレス

15分。先制点はセンターサークルを少し過ぎたあたりでボールを持ったネイマールからの1本のスルー・パスから生まれた。

ネイマールがドリブルで前方へ進むや否や、右サイドを駆け上がったアウヴェスがディフェンダーの裏を取っていた。ネイマールの狙いすましたロング・スルーパスを受けたアウヴェスは、シュチェスニーを引きつけ同時に中央を駆け上がっていたスアレスに難なくパスを通し、スアレスはあとはゴールへパスするだけだった。

ネイマールへの寄せと最終ラインのオフサイド・トラップが甘かったローマが責められるべきだが、ホームで早い時間帯に先制点をモノにしたバルサは躍動する。次のゴールは、その3分後の18分に早くもやってきた。

 

メッシ

後方からビルドアップし、こちらもセンターサークルを過ぎたあたりからヴェルマーレンがネイマールへ出したあと、ネイマールが前方に居たメッシにダイレクトで楔を入れて、メッシがワンタッチでネイマールへ戻し、またネイマールがメッシへ戻したボールをメッシがスアレスとのワンツーでエリア内に侵入し最後は得意のバセリーナでフィニッシュ。ネイマール→メッシ→ネイマール→メッシ→スアレス→メッシ。全てワンタッチ・プレイ。キーパーを入れた9人?で形成されたローマの壁を美しく攻略した。

このゴールが生まれるまでに繋いだパス27本、有機的に連動し、美しく完璧に崩したゴールシーンだった。

その後、なかなかゴールは生まれなかったが前半終了間際の44分にスアレスがまたまたアウトに掛けて豪快にネットを揺らしてくれた。

 

スアレス

左サイドでネイマールがワンフェイクからディフェンダーを外しいれたクロスの毀れ球を、エリア内中央やや右にいたスアレスが豪快に振り抜いた右足一閃。ボールは糸を引くようにゴール左隅に突き刺さった。

ダイレクトで、右足アウトに掛けるシュートが上手すぎるスアレス。今シーズンのチャンピオンズでのゴールを5に伸ばし量産体制に突入だ。

そして後半。まだまだ続くゴール・ショー。

 

ピケ

ピケ

56分。右ショート・コーナーからネイマールがボールを持って中央に向かってドリブル、中央やや右にいたスアレスに預け、スアレスはまたまたダイレク・ポストプレイから右エリア内に侵入したメッシに通し、メッシが胸トラップからまたまたキーパーを引き付け、最後はピケがゴールにパスをした。

クラシコでゴール出来ずに怒っていたピケだったが、ピッケンバウアーもこのゴールでようやく溜飲を下げ、この直後にマルク・バルトラと代わりお役御免となった。

ここまで4-0。『クラシコ』と同スコアとなったが、この日のバルサはまだ止まらない。続くゴールはこのゴールの3分後に訪れた。

 

メッシ

いつもの、メッシの右サイドからのダイナミックなサイドチェンジから、ボールをオシャレに右足をクロスさせてトラップしたネイマールが左サイドでエリア内へ仕掛け、足裏でボールを運びながら一度跨ぎフェイントを入れて中央のスアレスへパス。スアレスはまたダイレクトで右から走り込んできたメッシへ出して、メッシのダイレクト・シュートは一度セーブされたがそのまま溢れ球に詰めてネットを揺らした。復帰後2戦目にしてドブレッテを達成したレオ・メッシ。スアレスも2ゴールで、こうなれば今シーズン初となるトリデンテ揃い踏みが観たいところだ。

そのチャンスは77分に訪れた。

 

ネイマール

自身で得たペナルティを蹴らせてもらったネイマール。だがコースが甘く止められてしまった。

これは決めなくてはならないシーンだった。助走を取らないスタイルに変えて決めていたネイマールだったが・・・。

 

アドリアーノ

しかし、その溢れ球に詰めていたアドリアーノがゴールに蹴り込み、77分間で6ゴール。カンプ・ノウを訪れたクレたちは、今シーズン最初のフィエスタを体験することとなった。

 

シュテーゲン

この日、自陣で凍えていたテア・シュテーゲンも見せ場が一つ。ヴェルマーレンが献上したPKを見事にシャットアウト。このビッグ・セーブでまたまたクリーン・シート達成・・・かと思ったアディショナル・タイムにゼコにヘッドでネットを揺らされた点は反省しなければならないが、『クラシコ』の内容を超える今シーズン一のデキを披露したバルサ。もちろん、グループ首位通過を果たし年明けから連覇へ向けた本当の戦いへ進むこととなった。

 

メッシ

トリデンテ

メッシ

『ケガが少し長かったし、またピッチに立ってプレーしたくウズウズしていた。外からチームを見るのも楽しんだけどね』

『チームは本当に良いプレーをしている。だが、まだ道のりは長い。僕らはこれからとても重要な戦いを控えている。例えばクラブ・ワールドカップとかね。このまま続けていけるよう願っているよ』

『調子は良い。少しずつ良くなっている。どんなケガでもケガをしたときはそういうものだ。今はプレー時間を積み、自信を深めて、フィジカルの調子を取り戻そうとしている。フル出場できてうれしいね』

『(好調なトリデンテについて)それがチームの成功の鍵になっているかどうかは分からないけど、僕等が本当にうまくいっているのは事実だ。すべての試合で楽しもうとしている。僕等はプレーを楽しみ、責任を感じ、勝ちたいと思っている』

とコメントしたレオ・メッシ。

無理せずこのまま順調にトップ・フォームへ進んでもらいたい。

 

ルイス・エンリケ

『フットボールという非常に複雑なスポーツでは、常に改善できる部分がある。今の我々はかなり充実した時期を過ごしているので、できるだけこの時期を伸ばせるようにしなければならない』

『選手たちは十分に賢いし、今がシーズンの最初の3分の1だということも分かっている。最高の時期はまだこれからであり、先は長い。どこかで状況が変わることもあるはずだが、あらゆる時期に対して準備を整えておくことが必要だ』

好事魔多しという。ルイス・エンリケには、細心で最善の準備を心がけてもらいたいものだ。

 

セルジ・ロベルト

今日のロベルトくん。

特に見せ場はなかった。そろそろ休息が必要か。

それにしても、ライヴ視聴したかいのある素晴らしいゴール・ラッシュが観れた最高なミッド・ウィークの朝だった。

重要なので繰り返す。

美しいバルサが帰ってきた。このまま連覇するまで続くことを願うのみだ。

ローマの壁崩せず

スアレス

スアレス

シュテーゲン

連覇への道のりは1-1のドロー発進となりました。

2015-2016・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループE第1節、ローマVSバルセロナ@スタディオ・オリンピコ。

ファイブバック、シックスバックに苦戦したバルサ。全くスペースがなく、サイドを使う戦術もローマが上手く寄せてきてホント苦しいゲームでした。ローマは上手く引いて、サラーのスピードを活かしたカウンターを狙っていました。

それでも21分に、メッシが上手く潰れたところを空いた右エリア内深部のスペースに入ってきたラキティッチのクロスをヘッドで合わせたスアレスのゴールで先制したバルサ。まずまずだったと思いましたが、まさか10分後にあんなゴールが生まれるとは・・・。

 

フロレンツィ

『せめてゴールキックにしようと思って』と蹴ったシュートがシュテーゲンの頭を越えて左ポストに当たってネットを揺らした、フロレンツィがハーフウェイを越えて蹴った一発。テア・シュテーゲンはこれで今シーズン2度目の頭越えのロングシュートを決められ、何らかの対応が求められます。

『あのゴールの責任が誰かにあるとすれば、それは私だ。チームに対してあのように守るよう指示していたからだ。今後またこういうゴールを決められることはないはずだが、もしあったとすれば相手を祝福するしかない』と語ったルイス・エンリケ。

フエラでエンパテは悪くはありませんが、フットボールの内容はあまり良くありません。ラフィーニャが今シーズン絶望の負傷を負って今年いっぱいは戦力的にもかつかつです。

連覇への薔薇の道。

それの苦難を乗り越えてこそ・・・、第2節はすぐにやってきます。

アグエロが繋いだ望み、結実

ナスリ

ナスリ

2014-2015・チャンピオンズリーグ・グループステージ・グループE最終節、ローマVSマンチェスター・シティVS@スタディオ・オリンピコ。

バルサとパリの後にこの決戦を連続で視聴しました。

ナスリ、ごめんなさい。いつも悪口ばっか言って・・・。凄いミドル(マジっか!!でした)を捩じ込みましたね。仕上げにサバレタにクールにアシストして1G1Aの大活躍でした。前節のミュンヘン戦で、アグエロがハットトリックしグループリーグ突破の望みが繋がっていましたが、見事にローマを0-2で下しネクスト・ラウンドへ進みました。

4節までで勝ち点が2だったのに、ローマの失態もありましたが数シーズン前までの駄目な感じを払拭する突破は経験を積んだからでしょうかね。

『僕は昨シーズン、トロフィーを獲得したキャピタル・ワン・カップの決勝でゴールを決めた。そして、リーグ最終節のウェスト・ハム戦でもゴールを決めた。でも、これは本当に重要だった。僕たちのヨーロッパにおける野心のためにも、世界に僕たちがビッグチームであることを示すためにもね』

『素晴らしいゴールだったね。ドレッシングルームで確認したよ。もっとたくさん試みないといけないね』

と語ったサミ・ナスリ。自分で言うところに草。

 

ペジェグリーニ

『難しい状況を乗り越えるのは好きだ。僕たちは、自分たちのクオリティーを常に信じている。そして、ここ数週間で僕たちはベストを取り戻した。チームであることを証明したね。コンパニ、ヤヤ・トゥーレ、セルヒオ・アグエロがチームにいなければ、ほかのどのチームにとっても厳しいことだろう。でも、僕たちはそれに対処できるところを示した』

怪我人や出場停止で苦しい台所事情でしたが、何とか2シーズン連続でネクスト・ラウンド進出です。

『いない選手のことで不満は言いたくないと言ったはずだ。コンパニ、シルバ、アグエロ、トゥーレがいない中で戦うのは難しい。このチームは、メディアがいつも言う以上に信用されるに値すると思う。アグエロ抜きでラウンドを突破したのだからね。プレミアリーグでやっているのと同じように、欧州の舞台でも良いプレーをしたんだ』

『我々は2つの異なるコンペティションを戦っている。今は、CLは終わりだ。ラウンドを突破した。2月になったらまた考え始める』

『今はプレミアリーグのことを考えなければいけない。チェルシーとは勝ち点3差だ。12月はあと4試合戦わなければいけない』

と語ったボケて写っているペジェグリーニ(笑)。クリスマス休暇がないプレミアは、ここからハードでタフです。首位チェルシーとは勝ち点3差。取り零しをしなければプレミア連覇も夢ではありません。

やっぱり地力あるんだなぁ。

 

マン・シティサポ

ローマまで駆け付けたサポーターも大満足。

僕にとっても、2試合連続で仕事前に観たかいがあった木曜の朝は、とても幸せな朝となりました。

ありがとう。