スコアレスドロー

ベイル

オブラク

『(マドリーにとって)最低の中では最高の結果』

『アトレティコ・マドリーの守備は、世界最高レベルだ。オブラクは偉大な仕事をしたね』

2014-2015・チャンピオンズリーグ・クォーターファイナル・ファーストレグ、アトレティコVSマドリー@ビセンテ・カルデロン。

眠い目を擦りつつライブ視聴。前半はマドリーペースだったと思いますが、ベイル・・・あの決定機(一対一)は決めないとまた叩かれるかな。アトレティコはゴール出来る感じは皆無でした。セルヒオ・ラモスの不用意なパスを引っ掛けてからのグリーズマンのチャンス一度だったでしょうか。

マドリーにとっては、

『0-0以上のスコアに値したと思う。特に前半はね。前半のレアル・マドリーはファンタスティックで、意思の強さとともに素晴らしいプレーを見せた』

『後半は異なる内容になった。相手のプレッシャーがきつくなり、ボールを保持することが難しくなったからだ。この結果は良いものではない。だが、チームが示したプレーに対して自信も得ている』

勝敗はディテールに左右される。

『本当に些細なことだ。我々はチャンスを掴んで、全員が攻撃面で素晴らしい働きをした。だが、フィニッシュがうまくいかなかったんだ。次の水曜日のベルナベウでは、今日のような試合を繰り返さなければいけない』

アンチェロッティの思い描くようなセカンドレグとなるでしょうか。

 

シメオネ

『選手たちは素晴らしいリアクションを見せた。後半にはとても満足しているよ。通常であれば、前半に優位に立たれれば、後半にも相手に譲歩してしまうものだ。だが、この試合ではそうならなかった。我々は球際の争いでインテンシティーを持ち、ゴールを決める状況を生み出した。オブラクの出番は少なくなったね』

『(望んでいた結果か?の問いに)このような結果を手にしたというだけだ。我々は強大なライバルと対峙し、私は後半に見せたチームの変化を評価している』

『本命?。我々は期待と落ち着きでもって、重要な一戦に臨む。すべてがオープンなままだ。今日のような前半を過ごさないためには、もっとインテンシティーを高めなくてはならない』

とコメントしたシメオネ。

オープンなままでセカンドレグへ。突破の可能性は50%。だが、アトレティコにとって1ゴールがネクストラウンドへのチケットを手繰り寄せることとなる。マドリーはどんどん攻めてくるだろう。『聖』イケルの壁を破れるかは自分たち次第。

僕は、その可能性は少なからずあると思っています。

ここまでとは・・・予想外でした

マドリー

2014-2015・リーガ・エスパニョーラ第22節、マドリード・ダービー@ビセンテ・カルデロン。

全く動けず、全く繋げず、全くフィニッシュまで行けなかったエル・ブランコ。若い2人のセントラル(ヴァランとナチョ)は強烈な課題を突き付けられ、(個人的にはどうでもイイけど)猛省が必要となったゲームだった。

 

カシージャス

14分。

右サイドをフアンフランに崩され、そのクロスをフリーのマンジュキッチがエリア中央手前にパスを出し、そのボールをチアゴ・メンデスが低く抑えたシュートを放った。ディフェンス(ヴァランだったかな?)の股を抜けたボールはカシージャスの右手下をコロコロと抜けて先制ゴールを許した。

カシージャスは『ミスではない』と語ったが、鬼神であれば難なく防げた1発だった。

 

サウール

サウール

その4分後の18分。

左サイドをシケイラに突破され、ゴールラインギリギリまで侵入を許し、フワりとしたクロスをサウールにアクロバティックにバイシクル・シュートを沈められ2-0とされた。

沸き上がる要塞カルデロン。

4-4-2を選択した(ベンゼマとロナウドの2トップ)アンチェロッティだったが、チームは全く機能せず(シメオネの準備が勝ったか?)無駄に時間が過ぎていくばかりだった。ベイルも含めほとんどボールを持てず(4-3-3にトランスフォームしてからやっとベイルが突破をしたりしたが・・・)、特にフアンフランがCR7をシャットアウトした。

 

グリーズマン

2点のリードでシメオネ・アトレティは余裕の展開。カウンターの人数も3人とかできっちり守って逃げ切り図るのみ。そんなアトレティコがマドリー陣内へ押し込み、試合を殺した。

67分。エリア手前右サイドからアルダがクロスを上げて、左サイドから上がってきたこの日大活躍(ハムストリングを痛めたコケに代って途中出場した)のサウールがヘッドで折り返したボールをグリーズマンが押し込み3-0に。

ヴァランはまったくもって何をやっているのか・・・という拙い対応だった。

 

マンジュキッチ

締めは終了間際の89分。

右サイドを突破したフェルナンド・トーレスの折り返しを、マンジュキッチにいとも簡単に頭で合わされ4-0となった。

 

シメオネ

半世紀位前に記録した屈辱の4失点。

アンチェロッティは間違え呆然と立ち尽くし、シメオネはカルデロンを煽り痛快に嗤った。

『この結果、この一戦もリーガにおけるただの1試合であると考えている。我々は同じことを言い続けるよ。このチームの哲学は“試合から試合へ”と進むことであり、それ以上先を考えるべきではない。そうすれば、自分たちの仕事への集中を欠くことになる』

お決まりのパルティード・ア・パルティード。

『選手たちこそ、この勝利の重要な要因であるという至極単純な理解がある。ピッチ上のチームは望んでいたように試合を展開した。選手たちによる素晴らしい試合の解釈と、それを実践するキャパシティーによってね』

『今日は、連係、スピード、試合の巧みな運び方などが求められた。選手たちはそれを完璧に理解していたよ。我々は、何にも満足することなく、日々厳しい練習に励む素晴らしいグループに恵まれた。だからこそ、練習の段階で後に実践するパフォーマンスを見せられるんだ』

『私の立場からは、今日のような午後を過ごさせてくれた選手たちに感謝をするだけだ。彼らはとても明確かつ真剣なプレーを見せた』

『すべての監督が数え切れない程のアイデアを有しており、力量差などほんのわずかだ。重要なのは指示を実践するのが誰かということであり、我々には伝えられることを素晴らしい形で解釈する選手たちがいてくれる』

『シケイラは攻守両面において、ここに到着してから最も素晴らしいプレーを見せた。彼はとても忠実な選手であり、今日のようなプレーを見せることを意識して仕事に励んでいる。彼はグリーズマンがそうであったように、時間の経過とともに良くなっている』

『サウールはアトレティコの将来のために重要な選手だ。彼自身にも何度もそう言い聞かせたよ。だからこそ私は残留することを望んだが、彼は同時に落ち着きも保たなければならない』

一方の敗軍の将は、

『すべてにおいてミスを犯した。良いプレーをした選手など一人もいなかった。試合に臨む姿勢を変えなければならない』

『頭を冷やさなければならないね。責任は自分が背負うよ。私がここに到着してから、最も酷い試合となった』

『この試合を解読するのは、とても簡単だ。アトレティコが勝利を収めたのは、すべての面で勝っていたからだ。競争心、プレーのクオリティー、規律とね。我々は良質なパス回しもプレッシングも持ち得なかった。ボール際の争いに勝てず、カウンターを仕掛ける可能性も得られなかったんだ。今日のチームには何もなかった。プレーに臨む姿勢を変える必要があるし、何より二度と今日のようなことが起こってはならない』

『我々の動きは遅く、ボール際や空中戦とすべての争いに敗れている。誰一人として、良いプレーはしていなかった。一方、アトレティコは値する勝利を手にしている。彼らはすべてにおいてレアル・マドリーより優れ、我々はすべてで劣っていた』

と語り捲土重来を期した。

対アトレティコ戦で勝ち点を得ることなく2分4敗のエル・ブランコ。チャンピオンズで対戦することが無ければ屈辱のままシーズンを終えることとなる。

未明のバルサにとっては勝ち点差を詰める絶好のチャンス。刮目して難敵アスレティックに勝つのみだ。

それにしても・・・マドリーは酷すぎた。

ブレない男とアトが無い男の物語

シメオネ

シメオネ

シメオネ・インタヴュー。

−ポゼッションについて−

『すべての監督がそうすることを望むが、私はそこまででもない。ポゼッションは、相手を快適にするためのものだと思っているからね。ポゼッションが相手に打撃を与えるものならば歓迎するよ。このテーマについては、アクション映画か恋愛映画かという話で、私はアクション映画を好んでいる』

(クロップもそうですが)シメオネは表現が秀逸すぎます。

『我々は他のチームの選手たちよりも劣っていることを自覚している。自分たちのことを理解していることは長所であり、他よりも優れていると考えれば4失点を許してしまうだろう』

『一方で、私の選手たちが決勝という舞台に強いことは分かっている。決勝は死ぬ覚悟で臨むものであり、彼らは死を恐れていない』

『監督を最高の存在とするのは、選手たちにほかならない。監督の違いは経験だけだよ。グアルディオラからは、『ボールを扱うことを好む選手たちに恵まれた私の幸運を、君は分かっていないよ』と言われたことがあるね』

賢人とはスタイルが違うが、やっぱりイイですね。

 

ルイス・エンリケ

ルイス・エンリケ

−フィクション−

『我々はボールを持つことを好み、またそれを可能にするだけの選手が揃っている。有効なボール・ポゼッションは相手に確実にダメージを与える。的確なポジショニングとフリーランニング、イマジネーションとインテンシティ溢れるプレイがそれを可能にするんだ』

『我々はまだ3〜4年前のトップだったクオリティを秘めている。(ロッカールームで何があろうとも)クラブのフィロソフィに殉じ、クレに報いなければならない』

『そして、もちろん私は恋愛映画を好むね』

『週末は、4失点しても5得点を上げるために最後まで死ぬ気でプレイすることを約束しよう。クレは、カンプ・ノウに駆け付け見届けてハッピーになって欲しい。そしてそれを可能にするイレブンを、私は迷い無くピッチに送り出す』

くらいは言って欲しいものだ。

ルイス・エンリケのラストゲームとなるのか。

ガバナンスに失敗した(というかメッシが突き抜けすぎているのだけれど)アトが無い男の決戦を刮目したいと思います。

 

バルサ

バルサ