スペースがあればそれなりに

岡崎くん

2018・ロシアワールドカップ・アジア2次予選第4節、シリアVS日本@オマーン、マスカット。

移動、暑さ、ピッチ・コンディション。劣悪な中で残した結果は褒めてもいいのかな。前半はシリアのプレス、運動量に手を焼いていた感もあったが、55分に長谷部キャプテンのロングフィードに抜け出したオカちゃんがペナルティを得て何とか勝ち点3が見えたゲームだった。

相手がヘバってきたところに宇佐美くんを投入し左サイドから攻めていく。代わり映えのしない采配だが、原口くんよりも効果的だ。そして待望の追加点はカガワくんの切れ込みから生まれたナイスなゴールだった。

70分。エリア内左深部でボールを持ったカガワくん。ゴールラインを横に相手ディフェンダーを躱しゴールに切れ込んで、秀逸な股抜きのパスを中央に走りこんできたオカちゃんに通し、オカちゃんがゴールに蹴り込み勝負を決めた。カガワくんは、中央にマイナスにパスする選択肢もあったが中央に居たのがFKの流れからそのままいた吉田くんだったので、股抜きからの平行アシストで正解だったと思う。

仕上げは、完全に足が止まったシリアを本田くんと宇佐美くんで崩しきっての宇佐美くんのゴール。相方が、『結局はHONDAがいないとダメなんだ(なんか情けない)』と宣ったが、本田くんが最後にプレゼンスを発揮して3-0でゲームを締め括った。

『大事な試合。勝たないといけない試合で結果を出せてよかった』

『前半は難しい試合だった。相手もハードワークして、プレスに来ていた。それでも慌てることなく、チャンスを待った。後半は相手のプレスが少し緩んで、スペースが空いてきた。うまく相手の裏を突いてPKを取って、その1点が勢いをもたらせてくれた』

とカガワくんはコメントしたが、スペースがあればそれなりにヤレるのは分かっている。

バス横付けの相手にどう崩すか。相変わらず左右から上げクロス(このゲームは長友くんと酒井高くん)は精度を欠き続けてている。課題をどう消化するのか。その一つの解を来月には観てみたいものである。

本田くん

冷静にPKを決めた本田くん。

流れからのチャンスもあったが遅いかなぁ。ディフェンスも上手く寄せてきたけれど・・・。3点目の絡み、ワンタッチプレイは良かったと思う。右サイドに張ってプレイするより、中央付近でプレイするほうが合っているかな。

 

宇佐美くん

右サイドのネイマール・ポジションで結果を残した宇佐美くん。

後半途中出場のジョーカーではあるけれど、やっぱ先発で観てみたい。

 

日本

過去に負けたことのないシリアを順当に下してグループ首位に立った我が日本。ブラジルもアルゼンチンもドイツも敗れた今回のワールドカップ予選。そんなタフなゲームを勝ったのは大きと思う。このまま、最終ラウンドへ進んでもらいたいものです。

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たぶんダメ

ホンダくん

japan

2018・ロシアワールドカップ・アジア2次予選第2節、日本VSカンボジア@埼玉スタジアム2002。

28分。クリアボールを拾った本田くんが、豪快に振り抜いた左足からの無回転ミドルがネットを揺らし(正直キーパーの正面だったが)、ゲームの行方はあと何点取れるか・・・になった。

カンボジアは攻める気がない。引いて守る相手に対して格好のレッスンだったが、我らが日本は追試を余儀なくされたと思う。

ボールは持てるが、クリエイティブさに欠ける。圧倒的な個の力で打開することも叶わない(そもそも無いのだけれど)。両サイドからのクロスは全く正確性を欠いて、閉じられた中央を何とかミドルで抉じ開けはしたが、眠たくなるゲームだった。

何十本のシュートを放っただろうか。

『確かに3点を取ったが、おそらくもっと取れた』と語った指揮官の胸中や如何に。

予選は突破できるだろうけど(甘い?)、本戦でノックアウト・ラウンドへ進むことは、今のところ夢のまた夢だ。仕事を定時で上がってライブ視聴したが、もっとスッキリとしたかった。

 

吉田くん

低く抑えたミドルで追加点をあげた吉田くん。

引いて守る相手にミドルは効果的です。業を煮やした的なオーバーラップも良かったと思う。これからはアウェイで、攻めてくる相手にどういうパフォーマンスを披露するか。頼んます。

 

カガワくん

前半終了間際に柳沢くんになったカガワくん。

無人のゴールにパスするだけだったけどなぁ。合わせ損ない今日もダメかと思いましたが、何とか1本決めて贔屓の僕はホッと一息。

『絶対に決めなきゃいけないし、決めればもっと楽に試合を運べた』と反省の弁。

『まだまだ精度を上げないといけないし、もっとチャンスを作らないといけない』

『相手がペナルティエリア内に10人位いて難しかったけど、そこを崩さないといけない』

トップ下で先発したけどトップ下らしいプレイは皆無だったもんなぁ。アウェイの地でどういうプレイを見せてくれるのか。ドルトムントの好調さを代表でも活かして欲しいものです。

 

宇佐美くん

後半途中出場だった宇佐美くん。決定機を外して、先発の座が遠のきましたかね(泣)。

いつまで経っても本田くん頼みなんだよなぁ。本田くん以外の前線のプレイヤーの奮起を期待したものですね。

宇佐美くんは観ていて楽しい

宇佐美くん

宇佐美くん

課題はもちろんある。

いや、課題の方が多いかもしれない。でも、宇佐美くんは『天才』なのだろう。振り幅の小さいシュートモーションも、縦に速い突破も、そこで切り返す?!っというプレイアイデアも・・・。

昨夜のゲーム終了後のスポーツ・バーで、宇佐美くんのプレイで1時間美味しいお酒が飲めた。

2015・インターナショナル・フレンドリーマッチ、日本 VSウズベキスタン@味の素スタジアム。

 

青山くん

柴崎くん

開始早々の7分に、コーナーキックが溢れてきたところを青山くんが豪快に叩き先制に成功した日本。

これで勢いに乗って、でも闇雲にはプレイしない感じが良かった。縦に速く、シンプルに。プレスも掛かっていたし、約束事として全員が共通認識を持っていたと思う。

そして後半にゴールラッシュが観れた。太田くんのクロスを岡崎くんがヘッドで合わせ、カウンターに移行するシーンから、キーパーの有り得ない飛び出しを柴崎くんが上手く頭を越すキックでネットを揺らし(岡ちゃんが優しかったなぁ)、川又くんがゴール前で競り勝ち、件の宇佐美くんが美しくキーパーの右を抜いてネットに突き刺した。

まぁ、このゴールラッシュに湧くのも冷めた目をするのもどちらも正しいし、どちらも間違いだ。キリンカップはいつもこんな感じだし、これからの予選や上手く行かなくなったときにどう打開できるかがポイントだ。

僕は、(得点能力)スキル、スピード、フィジカル等、縦に速いこのスタイルが日本に合っていると思う。ペップ・バルサのようなスタイルが究極だと信じて疑わないが、日本がソレを目指しても、世界のトップには今後100年経っても通用しない。プアなスキルを補ってかつゲームに勝利するにはコレしかない。

そして、『監督とスタッフは連日0時近くまでミーティングを重ね、データ分析を行っている』そうだし、『(ハリルは)監督に就任する前から「自分なら日本代表をこう指導してこんなチームにする」とプレゼンテーションしていた』監督を見ると、プレイスタイルと合わせてこれまでに以上に期待感を持ってしまう。

一体感。

口だけの『全員にチャンスを与える』ではない起用法。

この日も駄目だったカガワくんの居場所は無くなるかもしれない。でもそれが代表のレベルアップに繋がるハズだ。

これからの代表に少なからず期待してしまう年度末のゲーム観戦となった。

 

宇佐美&柴崎くん

宇佐美くんと柴崎くんが揃ってゴール。

宇佐美くんは、90分間プレイしてどうかという課題があるのだけれど、まずは結果を残せて良かったと思う。

 

内田くん

世界基準を知るウッチー。

『何回もクロスから危ないシーンがあったし、向こうのシュートミスで助けられているところがあったし、もっとレベルの高い相手だとやられちゃう』

『(ハリルホジッチは)言っていることは本当にスタンダードだと思う。そんなに難しいことじゃないし、それを細かく要求してくるけど、ヨーロッパはもっと高く要求してくる』

『チームとしてもっとできないと勝てない。クラブチームでやっているんだから、代表はもっとできなきゃダメだね。やっとパスとか速くなってきたけど、シャルケの方がもっと速いから・・・』

 

カガワくん

『若い選手も出てきて結果を残して、いいチームになってきていると思う』

『最後のところで相手の脅威になれるように、ドルトムントで結果を残すことが一番』

かなりヤバいかなぁ(泣)。自信喪失中のカガワくん。このままでは代表でも居場所が無くなってしまう。

 

日本

日本

『後半は罠を仕掛けた。我々はブロックを下げたが、これはわざとだ。相手を来させて、スペースを空けた。そしてボールを奪って素早く攻めた。それによって4点取った』

本番はもう少し先だ。

このままロシアまで指揮することができることを願うばかりだ。

新生ハリル・ジャパン船出

宇佐美くん

2015・インターナショナル・フレンドリーマッチ、日本 VSチュニジア@大分スポーツ公園総合競技場。

新生ハリル・ジャパンは岡崎くんのヘッド(78分、本田くんのクロスから)と本田くんのゴール(83分、カガワくんのシュートをキーパが弾いたところを詰めた)で2-0で勝利。

キリンカップだしね。

でも方向性は見えてきたゲームだったと思います。

終了間際の89分、宇佐美くん・・・、決めてればアンリみたいだったのに〜。カガワくんからのスルーパスを受けての左45°からのダイレクト。

『いいパスが来たし、いい動き出しができたけど決まってない。それがすべてだと思う』

惜しいでは済まされないシーンがこれからやってくるハズです。決め切って欲しいですね。

 

カガワくん

カガワくん

『本田と香川が入ったことで、ゲームのクオリティが上がった。彼らは自分たちのクオリティを見せてくれた。彼らが能力の全てを出せばゲームが変わるということを見せてくれた。日本のキーとなる選手だ』

カガワくんはやはりトップ下かな。

代わり映えしない名前が結果を出したカタチでしたが、縦に速く、ワンタッチで。本田くんもコメントしてましたが、『何度かいい形で奪って速い攻撃ができていたんじゃないかな』と思います。

スタメンで出たプレイヤーで何らかの結果が欲しかったところですが、宇佐美くんと永井君。スピードがあるのはやはり武器ですね。後輩は割と何か違うなぁ的な感じでしたが、まぁ〜越後屋さんのように批判ばかりでもなんですので、これからを注視していきたいと思います。

ガンバレ、日本。