スパーズは勝たなければいけなかった。
ラムジーの秀逸すぎるヒール・フリックで先制されたが、後半の早い段階で数的有利を得たしガナーズを完全に上回っていたからだ。
2015-2016・プレミアリーグ第29節、トットナムVSアーセナル@ホワイト・ハート・レーン。
トータル・アテンプト、26対10。
ショット・オン・ターゲット、11対4。
ポゼッション、52対48。
スコア、2-2。
何が足りなかったのか?。60分にコーナーキックの溢れ球をアルデルヴァイレルトが捩じ込み、62分には左サイドからハリー・ケインが今年一番の美しいゴールを右ポストに当てて沈め逆転に成功したがリードを守り切れない。76分にショート・カウンターを喰らいアレクシス・サンチェスにゴール左隅に蹴り込まれそのままゲームを終えてしまった。1枚イエローを貰っていたダイアーは2枚目もののファウルを見逃してもらったにも関わらず・・・。追い付かれてしまったがまだ十分に時間があったにも関わらず・・・。ポチェッティーノの交代策も失敗だったか、代わって入ったプレイヤーがゲームに入りきれずホイッスルが吹かれてしまった。
よく走って、インテンシティがあって、コレクティブにプレスを掛けて、ガナーズにフットボールをさせていなかったが・・・それだけでは駄目なんだ。アタッキング・サードでのアイデア、スキル、落ち着き、精度、この辺りが足りない(多くを求め過ぎ?)。
プレミアリーグ2位対3位のシックス・ポインターは、2-2の痛み分け。このあとにゲームを控える首位レスターにこの結果はどのような影響を与えるだろう?。失敗のスペシャリストMrヴェンゲルの首の皮一枚が繋がったノース・ロンドン・ダービーはとても面白いゲームだった。がしかし、繰り返すがスパーズは勝たなければいけなかった(勝てたゲームだった)。またガナーズがどうしてこうも駄目なんだと痛感したゲームでもあった。
39分のラムジーの秀逸すぎるヒール・フリック。
ゲーム開始直後から、ラムジーのポジショニングがオカシイと思って観てたが(自陣右サイドをローズにやられまくってたよね?)ゴールで結果は残した。
60分。プレミアらしい混戦からのゴールで追い付いたスパーズ。
このゴールの前に、ケインに放たれた一撃がゴールライン・テクノロジーで救われたガナーズだったが、結局決壊してしまった。
同点弾の2分後に放ったハリー・ケインの美し過ぎた一発(解説してたベンさんも驚くしかなかった)。早くも今年のベスト・ゴールにノミネート確実な一発だった。
ベジェリンの縦パスに反応しダイレクトで捻じ込んだアレクシス・サンチェスの一発。
ゲームの大半で苛立ってたが、結果を残して黙らせた。
ビッグゲームでまたまたほぼ消えていた『天才』エジル。
酷評が待っているだろう。
Mrヴェンゲルを救ったラムジーとサンチェス。
瞬時にノー・ゴール(右側がゴール)と告知してくれたゴールライン・テクノロジーは素晴らしい。
勝たなければならなかったスパーズ。
ニュートラルなフットボール・ラバーにとっては、ホント面白いノース・ロンドン・ダービーに大満足。まだまだ混戦が続くプレミアは、リーガとは違った魅力が満載だ。