最近流行のアンカーで起用されたセルヒオ・ラモスでしたが、トリノでは醜態を晒すこととなりました。そしてモラタ・・・。マドリーのカンテラ出身のストライカーが見事なプレゼンスを発揮。素晴らしかったですね。
2014-2015・チャンピオンズリーグ・セミファイナル・ファーストレグ、ユヴェントスVSレアル・マドリード@ユヴェントス・スタジアム。
マドリー、ミスが多すぎました。バランスを欠いていました。ユーヴェの2トップ(テヴェスとモラタ)にかなり縦パスを通されて、前を向かれました。マルセロも目を覆うばかり。サイドをけっこう突破されて危ないシーンを演出してしまいました。
ゲームは、8分。テヴェス(何故か左サイドでフリーでした)のシュートをカシージャスがセーブしましたが、その溢れ球をオンサイドからペペの裏を取ったモラタが押し込みユーヴェが先制しました。
モラタ、ポストプレイも上手くなってますね。ボールがよく収まってましたし、縦への突破力もあってスリリングな9番になる階段を登っていますかね。最終的には、レヴァンドフスキくらいにはなるんじゃないでしょうか。
この1点で落ち着いたユーヴェ。しかし、落ち着き過ぎでした。アウェイゴールが即致命傷になるノックアウト・ラウンドで、一瞬の隙からロナウドにネットを揺らされました。
ハメス・ロドリゲスが一瞬右エリア内でフリーとなって中へクロスを放り込み(ユーヴェにとっては寄せが甘かった)CR7がフリーでヘッドを叩き込みました。それにしても、CR7はイイところにいますね。横にピルロがいましたが、ピルロが捕まえるのは無理がありました。
前半終了間際にマルセロからイスコと渡ってイスコのクロスに飛び込んだハメス・ロドリゲスのヘッドがバーを叩くシーンがありましたが、前半は1-1で折り返し。マドリーにとっては貴重過ぎるアウェイゴール。ユーヴェはもう1点とは言わず2点取る必要がありましたが、後半57分にカウンターからテヴェスがエリア内で倒されペナルティをゲットしました。
マルセロのシュートをブロックで跳ね返してからのカウンター。モラタも後ろを並走した(マルセロが引っ掛けた)カウンター。勢いがありました。カルバハルの応対がちょっと拙かったです。
テヴェスがど真ん中に蹴り込んで2-1となりました。
ユーヴェは最低限の勝利でベルナベウへ。
『もっと良いパフォーマンスが出来たはずというのは事実だ。我々は効果的ではなかった。だが、コントロールしようと努めたよ。少し不運もあった。1-1のときに(ハメス・ロドリゲスのシュートがクロスバーを叩き)追加点に迫ったからね』
『だが、1−2というスコアには満足している。逆転できるという自信があるからだ。良い結果ではない。だが、悪い結果でもないよ。我々は忍耐強くなかった。ライン間で少し明確さを欠いたんだ。だから序盤に少し苦しんだんだ』
(酷すぎた)セルヒオ・ラモスについて
『悪かったのはセルヒオだけじゃない。全体的に、我々はいつもよりミスが多かった。いつもより後方で苦しんだ。ユーヴェはとても高い位置からプレスをかけてきた。セカンドレグでは、最初の15分のようなプレーをしてはいけない』
憎き古巣に勝利することは叶わなかったミステル。
ラモスのデキが全てでした。まぁベルナベウで得点するでしょうし、問題はないか。
『勝てたことはうれしいけど、マドリーを倒すのは難しいことだ。セカンドレグに向けてしっかり準備をしなければいけない。マドリッドでは多くのことをしなければいけないだろう。僕らのモットーは全力を尽くすことだ。今日はそれをして、勝つことができたよ』
『僕ら全員が良い試合をしたね。でも、まだこれからだ。0-0のつもりでセカンドレグに臨まなければいけない。勝利を目指す。引いて守ったら彼らが得点を挙げ、僕らが敗退することになるのは間違いないね。ベルナベウでの彼らがより危険なのは分かっている。マドリーとの対戦だから、アドバンテージなんてない。本当に大変な相手なんだ』
モラタ、良かったなぁ。