2013ー2014・リーガ・エスパニョーラ第16節、バルセロナVSビジャ・レアル@カンプ・ノウ。
漸く、漸くでしたね。
キックオフからのインテンシティ。『4ー5ー1』でバス横付けだったビジャ・レアルでしたが、繋いで、奪って、奪って、繋いで。
コーナーキックからの溢れ球をソングが蹴り込み(右ポスト直撃でしたが)狼煙が上がりました。
徐々に徐々に攻め上がるバルサ。ティキ・タカ完全復活です。決定機こそありませんでしたが、ゴールの香りは有りましたね。失ったボールもすぐに奪い返してましたし、圧力が半端無かったです。
キー・プレイヤーはブスケツ。
セルティック戦でも高い位置を取ってましたが、今日も完璧でした。左ラテラルで先発したジョルディ・アルバ(怪我からの復活)もやっぱり外せないですね。速いし、頻繁に左サイドを疾走しアクセントを付けてました。そして、そのアルバのクロスがエリア内でハンドを誘発し、30分で先制に成功。先制点が余裕を齎しました。
キッカーを任されたネイマール。
冷静に逆を取ってネットを揺らしました。
前半はこの1点のみでしたが、完全にゲームをコントロールしたバルサ。あとは追加点を上げるのみ。しかし、後半開始早々に悪いクセのセットプレイからの失点が起ってしまいました。
バルトラがムサッキオにマークを外されてしまいネットを揺らされました。
バカヤロウ。
しかし、今日のデキでは負ける感じはしませんでしたね。ただ、ソングがインテリオールはやはり荷が重かったです。マルティーノもその辺は承知だったか、ソングに代えてマエストロをピッチに入れて勝ち越しを目指しました。
うん。やっぱりボールの回りが違いますね。右に左にスムーズです。セスクの飛び出しに応えたり、徐々にネットを揺らす雰囲気がカンプ・ノウを覆いました。
68分。
アレクシス・サンチェスの飛び出しにセスクがピンポイントで浮きパスを合わせ、サンチェスはきっちりトラップしディフェンダーとキーパーを引き付け、ネイマールへ優しいパスを出して勝負を決めました。
ネイマールが無人のゴールに流し込み勝ち越しに成功。その後も何度かチャンスを作り(結局得点はできませんでしたが)試合を締めました。
難敵を退け勝ち点3を上積み。年内はあと1試合ですが、良い印象を持って首位のままクリスマス・ヴァケーションに入ってもらいたいもです。
アルバはやっぱり必要ですね。
セルティック戦に続き2得点のネイマール。
ハットトリックのチャンスがありましたが、まぁ〜イイでしょう。コンディションも上がっている感じで、期待大です。
キャプテンマークを巻いていたドン・アンドレス。
ドリブルもまずまずキレてましたし、エレガントに削られてました。惜しむらくは、ダイレクトボレーが枠を捉えましたがキーパーにセービングされたことでしょうか。
個人的には最も良かったと思うセルヒオ・ブスケツ。
『ここ最近は完璧な試合を演じている。この数年間に成し遂げたことから、良いパフォーマンスを披露すればバルサの本質を取り戻したと言われる。だけど、僕たちがその本質を失ったことはない。次節ヘタフェ戦でも、現在のようなプレーを見せなければね』とゲーム後に語りましたが、ペップが見出した才能、重要性は増すばかりです。
『今季最も満足感を得た試合だった。もっと良いプレーを見せることはできるが、何よりこの結果を得たことに満足している。チームの見せた素晴らしいプレー、対戦相手のクオリティーに鑑みて、私にとって大きな価値のある勝利だ。レアル・マドリーがビジャレアルと引き分けたから、そう言っているわけではないよ』
『素晴らしいプレーを見せ、なおかつ前線からプレッシングを仕掛けることこそが、バルサの称賛されてきた理由だ。私はそのことを最も評価している。50~60回のボールタッチから、ゴールを決めるよりもね』
次節以降もインテンシティを披露できるようにマネジメントしてもらいたいですね。