サッカーを進化させた若き名将の肖像。
記録的な大雪のこんな日は、おこたに入って読書ですね。最近、仕事がかなり厳しくて読書なんてかなり久しぶりでしたが、ふらっと立ち寄ったジュンク堂で興味を引かれた1冊をゲットし(実はもう1冊あるのですが・・・)読み耽りました。
言わずと知れた『パス・フットボールの権化』。バルセロナの生きる伝説、『賢人』ペップ・グアルディオラについての本書。
旧知の仲であるジャーナリスト、グレイム・バラケ著。
ペップが如何に凄いかばかりの内容かと思って読み始めましたが、ドーピング疑惑、エトーやズラタン王との確執、希代の露悪者ジョゼ・モウリーニョとの舌戦に疲弊するさま等、かなり面白く読めました。サー・アレックス・ファーガソンによるまえがきも良かったです。
バルセロナを率いた4年間を僕は忘れません。
カンプ・ノウで生で観た、どうしても欲しかったセスク・ファブレガスをピッチに送り出すシーンは今でも昨日のように思い出せます。
イニエスタによる『スタンフォード・ブリッジの奇跡』。
『クアトロ・クラシコ』。
メッシをチームの中心に据える必然と歪んだ関係。あのエモーショナルなバルサ退団の日。
21世紀最高のフットボールチームを作り上げた『賢人』。
今また、ミュンヘンで極上のパス・フットボールを作り上げている『賢人』のフットボールに対す情熱。ホント素晴らしいです。
バルサはあの頃の輝きを失ってしまいましたが、ミュンヘンにリベンジする機会を今シーズン手に入れることを願って止みません。
でも本書は、バルサファン、ペップファン以外はあまり楽しめないだろうなぁ〜。